身体を温めるとなぜ良いか -④- 今年の冷え
代々木公園店美顔店元店長の木村です。
今回も2011年10月4日にヤクルトホールにて行われました、
最新の山口勝利先生の講演をお伝えしていきます。
「今年の冷えはどのような感じですか?」と聞かれます。
日本は節電でどこもかしこも冷房は弱めになっていて、
暑い思いをしたのではないでしょうか。
山口先生は車で移動することが多いのですが、クーラーが
壊れてしまっていて忙しくて修理も出来ずに未だにそのまま
だそうで、「こんなに車の中って暑いんだ」という
くらい暑かったそうです。しかし山口先生によると、こんな
思いをしていても冷えとは無縁だろう、と思うのは大間違い
だそうです。暑いので冷たいドリンク、生野菜、果物、
緑茶など身体を冷やすものを摂りまくったそうです。
暑かった分、どこかで涼しくなることをしていたと思うので、
秋口から冬にかけて体調を崩したり太りやすかったりするのが
今年の冷えの特徴ではないでしょうか。
ですから、今年は冷えに関して十分に注意して頂きたいと
思います。
実際冷える=自覚がない、このようになると5つのことが起きます。
① 太りやすくなる
1℃で11%~12%代謝が落ちます。
② 免疫力が落ちる
突然花粉症になった、アレルギー・インフルエンザに
年3回はかかる(名前もわからないような感染症にかかり
易くなるなど)。これは子供などに多く見られます。
1℃で免疫力が30%位落ちるので、4℃下がったら計算
できないくらい落ちてしまいます。体温があるので4℃
下がっても元にはもどります。人間は腸のところに
免疫細胞が多く存在します。多少悪いものを摂取しても
免疫が働いて問題はありません。腸の温度が下がり、
免疫力が落ちるとどうなるかということになります。
③ 内臓の働きが悪くなる
内臓の中でも肝臓が中心ですが胃腸・腎臓なども
影響があります。
昔は肝臓が悪いと手で温めろ、と内科の先生が言うくらい
肝臓は温めると元気になるというのが定説でした。
その位冷えと密接な関係がある臓器なのです。
肝臓が調子悪いと元気がなくなります。
元気を出すためには肝臓を温めるのがよいのです。
④ 自律神経の働きが乱れる
自律神経が良いとか悪いとかいうのは本当なのか?
と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、今は計測が
可能になってきています。また、自分でどこにトラブルが
あるか測ることも可能です。
お腹が冷えるとどうしても自律神経が乱れます。
すると最初に起こるのは痛み・痺れ・コリを非常に強く
感じるようになります。
例えば、色々なことをしているのにヒザや20年も痛い腰など。
結局自律神経が乱れてしまうと悪いところは痛いが
それ以上に痛みやコリを非常に強く感じさせてしまう
作用があるのです。
不定愁訴も自律神経が乱れたことで出てきます。
でも冷えてしまっているのがわからないので大変なのです。
⑤ うつになる
身体が冬眠状態になるのでうつ傾向になって引きこもりに
なります。
例えば周囲でクマがあり、元気のない人がいたら、
絶対お腹が冷えています。夏の間に身体をとても冷やして
しまった人であるともいえます。
冷えについてはこちら
Written by Keiko Kimura
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