身体を温めるとなぜ良いか -①ー 最近注目されている「冷え」
代々木公園店美顔店元店長の木村です。
今回は2011年10月4日にヤクルトホールにて行われました、
最新の山口勝利先生の講演をお伝えしていきます。
山口先生は「冷えた女は、ブスになる」という本を出しています。
この題名について各方面から怒られたそうで・・・
実は「ブス」というのは美観を損ねるという意味ではありません。
中国語で中毒症状のことを「ブーシー」というのです。
自然界にある毒、トリカブトを食べた後の症状をブーシーといいます。
これは非常に苦しんでいる顔貌を指しているのです。
本来は「ブス」は中毒症状のことを言い、「冷えると身体の中から
様々な中毒症状が出る」ということを指しているのです。
身近な症状を言えば、むくみ・くすみ・しわができる、というような
ものから、便秘・肩こり・腰痛・生理痛など、冷えの症状の代名詞の
ようになっているものが挙げられます。これが進むと婦人科疾患に
なったり、内臓疾患につながっていきます。
ひいてはウツになる、そういう全ての症状を中毒症状の結果として
「ブス」という言葉で表現したのです。
山口先生は今までに15年以上、様々な場所で冷えについてお話をされて
いますしTV・雑誌等のメディアにもたくさん出演し、取材等を受けて
NHKなどにも何度も出られています。
冷えというものがよくわからないものとして扱われてきたので、
必然的に冷えを研究している山口先生が呼ばれる訳です。
「冷え」は、完全に医学の盲点だったのです。
体温が上がるというのは医学的に非常に問題になります。
生命の危険にさらされるということなので、何千年も前から体温を
下げる努力をし、様々な研究がされてきました。
しかし、体温を上げるということについては何も研究されて
こなかったのです。この部分が遅れてしまったがためにこの
「冷え」というものが現代人に蔓延してしまったのです。
女性の2人に1人は冷えがあるのではないか、と考えられるようになり、
さらに近年は男性の冷えも非常に増えてきています。
体温を下げる薬はたくさんあります。市販薬でも性能が良いものが
たくさん出ています。でも、体温を上げる薬というのは1つも
無いのです。なので、身体を温める食材やサプリメントで補うような
ことをせざるを得ないのですが、それ位冷えに対するアプローチが
わからないというのが現状なのです。
それでも、やっと最近医学が「冷え」に注目し始め、いろいろな大学の
先生方が冷えについての本を出すようになってきました。
ここ2,3年で医学が冷えというものに真剣に向き合うようになったのです。
Written by Keiko Kimura
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