冷え症対策セミナー ⑤ -冷えの原因 その1-
平成16年11月21日水道橋にて行われました、山口勝利先生の
身体が冷えると交感神経の緊張がかなり強くなる、
と前回お伝えしました。
では、身体が冷える、又は交感神経を緊張させるような
「冷え」はどうやったら起こるのでしょう。
今回は「冷えの原因」をお伝えします。
冷やす原因は何か?
まず1つ目は食事。 いくつか挙げてみましょう。
① 肉類
肉類が一番冷える、と山口先生。
摂りすぎてなくても冷えることがあります。トリ・ブタ
・ウシは約41℃の体温です。
人間は36℃。そうすると体温の高い動物の脂肪を人間が
摂ると、体内で血液がドロドロになる、という傾向が
あるのです。
毛細血管は大体6マイクロミクロンの幅ですが、そこを
通過する赤血球の大きさは約8マイクロミクロンなのです。
ですから大きな赤血球は狭い毛細血管の中を変形して
流れていくのです。
それがいくつかくっついてしまってうまく流れなくなります。
これをドロドロ血というのです。
② 糖質類
甘いもの・清涼飲料水
これも①と同じ理由で血液がドロドロになります。
③ 生野菜
④ 果物
⑤ コーヒー・緑茶
緑茶は冷えても温まっていても身体を冷やします。
でも、なぜコーヒーや緑茶が身体を冷やすのか、本当の
ところは分かっていません。
実は身体を温めるといわれる、しょうが・紅茶と
コーヒーを比較するとコーヒーの方が温まります。
でも、一日に何杯もコーヒーを飲んでいる人はなぜか
内臓温が下がっている人が多いのです。
⑥ アルコール
少量はOKですが、大量の場合、身体を冷やします。
体水分量が上がり、余分な水分が身体の熱を奪うからです。
⑦ パン
大概流通しているパンはふくらまし粉が入っています。
このふくらまし粉、アルミニウムで作られているのです。
アルミニウムはとても身体を冷やすのです。
天然酵母のパンはアルミニウムが入っていませんので
大丈夫です。
例えば・・・
朝にコーヒーとパンを摂り、昼はコンビニ弁当を食べ、
夕方にコーヒーショップに行き、コーヒーと甘いケーキ類を
食べ、夜にビールを飲んで・・・
このようなことをクーラーの効いた中で続けていれば、
必ず知らず知らずのうちに身体を冷やしていることになるのです。
渋谷で若い子達のリサーチをしたことがあるそうです。
ワキの下の温度のデータを取ったところ、34℃~
35℃台の子達がたくさんいたそうです。
若い人たちですらそんな状態であり、実生活の中で
現実問題として起きていることなのです。
その原因が、まずは食事に拠るところが大きい、
と山口先生はお話されています。
Written by Keiko Kimura
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