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冷え症対策セミナー ② -痛みと冷えの関係-

冷え症対策セミナー ② -痛みと冷えの関係-

代々木公園店美顔店元店長の木村です。


平成16年11月21日水道橋にて行われました、山口勝利先生の


講演内容をお伝えしています。


今回は「痛みと冷えの関係」についてお話します。

 


そもそも「痛み」が何故脳に伝わるのか。


「痛み」がどのようにして伝わっているのかが実際今まで


分からなかったのです。


痛い.jpg


 

痛みの伝達方法、流れとして、


例えば有害な刺激、ぶつけた・切った・打った等でその部分の


組織が破壊されます。


その際、ソロトニン・ブラジキニン・ヒスタミン等の


酸化物が放出されます。


痛みのある所は酸化しているといわれるのはこの酸化物質があるからです。

 

この酸化物質が神経の末端のレセプターの部分にくっつきます。


酸化物質がカギ、レセプターがカギ穴だと思って頂くと分かりやすいかと思います。

 

そこから神経を通って脊髄に入ります。

 

すると脊髄の灰白質にある後角・前角・側角に刺激が伝わります。

 

脊髄 後角等.jpg


     後角に入った刺激は大脳皮質の知覚内に入り、


「痛み」として認識されます。


大脳皮質とは脳の外側の表面の部分のことで


認識・記憶・行動・判断・思考などを行う所です。


 

     そしてこの刺激は大脳辺縁系に伝わります。


大脳辺縁系は感情・本能・情動を司る所です。


つまり、イライラや怒り・喜び・悲しみ・食欲・性欲・


睡眠欲・快不快といった意識の場所なのです。


 

     前角に入った刺激は大脳皮質の運動野に伝わり、


フィードバックして筋肉を緊張させます。


その結果、痛む所は筋肉が張るのです。


 

     側角に入った刺激は視床下部に伝わり、交感神経を緊張させます。


視床下部は、人間が生きていくい上で不可欠な体内の働きを


コントロールしている脳の一部です。


 

痛みの刺激は、このように3段階に分けられて伝わっていくのです。


 

痛みの刺激というのは、脊髄に入ると大脳皮質で


「痛み」として感じ(これをファーストペインと


言うそうです)イライラや痛み/


筋肉の緊張/交感神経の緊張まで引き起こすのです。


これには4つの痛みの治療が必要なのです。


「痛み」がこのようにただ痛いだけではなく身体の機能に


何ヶ所も影響を与えているとは思いもよりませんでした。


次回はその4つの痛みの治療法をお伝えします。


痛み.jpg


冷えについてはこちら

Written by Keiko Kimura

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