冷え症・冷房病は万病の元 ③-冷えと感情の関係-
エルクレスト代々木公園店美顔本館の元店長 木村です。
今回も、山口勝利先生の平成15年10月29日に中野サンプラザでの「冷え症・冷房病は
万病の元」というテーマの公演内容を中心にお伝えします。
前回は冷えのメカニズムについてお伝えしました。今回は冷えと感情の関係です。
皆さん、寒い時ってどうでしょう?クーラーが効きすぎた部屋にしばらくいたり、
冬の早朝電車を待っているホームで冷たい風に当たったとき・・・機嫌悪くなりませんか?
いやだなぁ、寒いなぁって。
でも、寒い部屋から出たり、暖かい車内に入ったりするとホッとしますよね。
人間の機嫌も悪くするのが「冷え」「寒さ」なのです。
ところで、最近、子供の冷えも増えているってご存知ですか?
山口先生は治療院に通われている患者さんから、自分の子供の体温が低い、
と相談を受けることがあるそうです。
人の体温は36.5℃と言われていますが34℃台の子供が増えているのだそうです
。
「キレる子供」と一時期話題になりましたが、これは体温が関わっている、と山口先生は
おっしゃいます。
朝、起きてきた時、34℃台の子供は学校に行き、活動を始めると、一気に38℃まで
体温が上がります。すると体の制御が利かなくなり、「キレる」のです。
パソコンが熱暴走を起こすのに似ていますね。
大人だって、熱が急に上がれば身体が辛く、機嫌も悪くなります。
感情が不安定になるのも想像に難くありません。
これが毎日なのですから、たまったものではありません。
人は恒温動物と言われていますが、日中に体温が4℃も上下動するのは変温動物
並みです。
これがいずれ、登校拒否、多動性障害につながってくるのだと山口先生は
お話されていました。
ちなみに怒りやすい、キレやすい原因はカルシウムが足りないからと、
よく言われます。
カルシウムは骨や歯を作る他に神経の感受性を落ち着かせたり、筋肉の興奮を
抑えたりします。
また、熱を作り出すのにも必要なミネラルなのですが・・・
なぜ足りなくなるのでしょう?
これは食生活も絡んできます。
スナック菓子や清涼飲料水などにはリンが多く含まれています。
これがカルシウムと結合してしまうと体の外に排出されてしまいます。
すると、カルシウムが不足し、神経は高ぶりやすくなり、筋肉は興奮が収まりにくくなります。
そして、体温も上がりにくくなり、冷えにつながってしまうのです。
また、夏休み以降に不調を訴える傾向があるそうです。
休みの間中、クーラーの効いた部屋で冷たいジュースを飲み、アイスを食べ
、積極的に身体を冷やす生活を続けることで、内臓温度が下がってしまい、
夏休み明けの学校生活に意欲がわかなくなるのだとか。
こんな形で冷えが子供に関わってくるのですね。お子様が身近にいらっしゃる方、
これから夏休みに入ります。ウチは大丈夫、と思わず、少しだけ意識されてみては
いかがでしょうか?
冷えについてはこちら
Written by Keiko Kimura
2011年7月15日(金)
山口勝利先生講演|
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