内臓温の低下が四肢の冷えを悪化させる
深部体温である内臓温(直腸温)は通常37.0~37.5℃と言われていますが
体の熱を生み出す筋肉量が少ない女性では この基準値に満たない方が増えています
体の代謝反応は酵素の働きによるものですが、内臓温が下がると
酵素の活性が下がるため、代謝や免疫力の低下が起こります
しかし、問題はそれだけではありません
心臓から送り出された血液は脳に15%、心臓自身に5%
肝臓に26%(腸管、脾臓から流れた込んだ血液)、腎臓に25%
骨格筋に17%、皮膚、骨、その他が12%の割合で分配されていきますが
内臓温が下がっていると、体は生命活動を維持するために
四肢(手足)に送るはずの血液を内臓に集めて温めようとします
そのため、骨格筋や皮膚、骨、その他の部位の血流が悪くなり
冷えや肌荒れなど様々な症状が出てくるのです
重症な冷え症を持っている方の中には、直腸温が35℃台というケースも見られ
そのような方の場合、血液循環はかなり悪くなっていると言えます
深部体温が33~34℃になると意識が失われ
25~30℃になると心筋に細動が起こり死に至ると言われおり
低体温は、ただ「冷える」というだけなく、生命活動をも脅かしてしまうような状態なのです
冷えに強い体をつくるには、自分自身で熱を作り出せるようにすることが大切です
効率の良い運動をして筋肉量のアップと血液循環を良くしていくことで
症状は改善されていきます
内臓温低下の一つの対処法はコチラから
Written by Keiichi Nakagome
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