冷え症・冷房病は万病の元 ①
エルクレスト代々木公園店美顔本館の元店長 木村です。
「冷えは万病のもと」とよく言われます。カラダが冷えることで様々な病気にな
る、という意味ですが どういうことなのでしょう?
そもそも、「冷え」とは何でしょう?「冷え症」も良く聞く言葉ですが、どういっ
たことをいうのでしょう?
最初から疑問系ばかりですいません。この疑問については後々しっかりお話します
が、この「冷え」「冷え症」を徹底的に研究し、治療法を確立させて 多くの悩める
人々を救っている方がいるのです。
山口勝利先生です。全国に40ヶ所の治療院を持ち、科学の粋を集めたものを使っ
て 冷えを取っていくことを実践されている方なのです。
エルクレストにも特別講師としてお越し頂き、冷えのレクチャーをして頂きました。
では何故先生は冷えに注目されるようになったのでしょうか。
先生の治療院ではハリや整体、マッサージ等をしながら治療を行っています。
良くなる人もいる中で、なかなか症状が改善しない方がいることに先生は悩んだそう
です。
たとえば、肩コリがひどい、腰痛、胃が痛い、下痢や便秘が治らない、頭痛が取れな
い、やる気が出ない、血圧が安定しない・・・
こういったいわゆる不定愁訴を訴える方が多かったとのこと。
そんな患者さん方に、山口先生は病院で徹底的に悪いところはないか調べてもらうよ
うにお願いしました。
でも悪いところはどこにもない。そんな人が20名ほど居たそうです。
山口先生はこの20名の方に問診をこと細かくしたところある共通点が。
それが「冷え」でした。
この「冷え」にアプローチし、2ヶ月間徹底的に治療したところ、80%の人が何年も悩
んでいた症状が改善したのだそうです。
・ ・・今までの治療は何だったのか?
そこから冷え症について調べるようになったとか。
まず着目したのが東洋医学の漢方。
実は、漢方では「冷え」は得意分野で、4千年も前から身体は温めなければならない
と言われていました。
でも、確立した治療法というのはないのです。
処方も100人100様になってしまうし、効果も人それぞれ、という現実があるのです。
それなのに、漢方の理論を丸々信じて良いのだろうか?
また、運動生理学の権威のいるアメリカのコロラド大学まで出向き、「冷え」につい
て聞いてきたそうです。
答えは「基礎代謝の低下が原因」としか言われませんでした。
本当に原因はそれだけなのだろうか? 年配だけじゃない、若い人にだって、男性に
も女性にも冷えは出るのに? 他にも原因はあるはず。
そこで、山口先生は独自に年間約6千人の人を対象に調べたそうです。
そこで見えてきた事、判った事、それをノウハウにして治療で結果を出してきてい
らっしゃる山口先生。
その功績が認められ、社会文化功労賞を授与されています。
今回のお話も含めまして、まず数回にわたり山口先生の平成15年10月29日に中野サン
プラザでの「冷え症・冷房病は万病の元」というテーマの講演内容を中心にお伝えし
ていきます。
また、今までの講演や冷えに関する書籍の紹介などもしていきますのでお楽しみに!
Written by Keiko Kimura
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