冷え症・冷房病は万病の元 ⑤―冷えによる身体の変化―
エルクレスト代々木公園店美顔本館の元店長 木村です。
今回も、山口勝利先生の平成15年10月29日に中野サンプラザでの「冷え症・
冷房病は万病の元」というテーマの公演内容を中心にお伝えします。
前回は「身体を冷やす原因」についてお伝えしました。
今回のテーマは「冷えによる身体の変化」をお伝えしていきます。
身体を冷やすことでどういうことが起きるのでしょうか?
身体を冷やすことによって
① 内臓温度が低下する
内臓温度が低下すると、機能が下がって疾患が起きやすくなります。
通常の活動ができなくなり、様々な不調が起こりやすくなります。
② 基礎代謝が落ちる
通常、体温が1℃上がると代謝は15%アップします。
実はこの基礎代謝は、冬のほうが高く、夏より冬の方がやせ易いのです。
本来冬は、基礎代謝が体温が1℃上がることで25%アップするのです。
冷えが継続することで代謝が落ち、やせにくい状態になってしまうのです。
余談ですが、南極観測隊の1日の食事の摂取カロリーをご存知ですか?
といわれています。2倍以上のカロリーを摂っても太らないそうです。
不思議に思っていたのですが、山口先生の話を聞いて納得しました。
極端な例ですが、寒さの中では体温を保つということだけで基礎代謝は上がる、
ということなのですね。
③ 自律神経のバランスを崩す
自律神経のバランスが崩れると・・・
1)
免疫機能が低下します。
ちなみに内臓温が1℃下がると免疫力が30%も落ちてしまうのです。
2)
痛みを感じるようになります。
自律神経が乱れて緊張が強くなると痛みをより強く感じるようになります。
自律神経を調整しないと痛みは取れなくなってしまうのです。
3)
精神的に不安定になります。
やる気が出なくなり、引きこもりがちになります。
こうなると日常生活に支障が出てきてしまいます。
身体を冷やすことで引き起こされる症状も取り上げてみましょう。
① 太りやすくなる
内臓温が下がることでこのような症状が出ます。身体が冷えると保温したくて
無駄に蓄積しやすい身体になるのです。
② うつになる
精神不安定な状態が続くことでうつの症状が出るようになります。
③ 冷えのぼせ
足が冷えて上半身がほてる症状が出てきます。
その他にも、冷えが起こす症状として・・・
便秘・下痢が続く人 / 婦人科疾患・・・内膜症・不妊症・子宮膿腫・
子宮筋腫・卵巣膿腫 / 糖尿病 / 肝臓病
疲れやすい / 風邪を引きやすい / ストレスを感じやすい
/ 痴呆・ボケ /痔 など
このように様々な病気が冷えによって引き起こされているのです。
まさに「冷えは万病の元」ですね。
冷えについてはこちら
Written by Keiko Kimura
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