冷え症解消のコツ!
最近話題の冷え症
その原因は人により様々ですから
解決法も一つという訳にはいきません
今日は、そのなかでも
「首と仙骨を温める」をテーマにお話しします
◆首、手首、足首というように首と名のつくところは、すべて動脈が体表を通っています
※だからバイタルサインで重要な脈が採れる部位です
流れの速い動脈は、体表にあるとケガをした時に血が止まりにくかったり大量出血につながるため深部を走っています。ですから採血をするときは、静脈血を採血しています。
動脈は静脈と違い血流が早いのでこの部分を温めると全身をスピィーディに温められます
※逆を言うとこの部分を冷やすと全身が冷えやすくなります
◆首(特に前側)は皮膚の中で一番寒さに敏感な部位でAVA血管のスイッチ役をしています
ですから首を冷やすと体温が下がらないようAVA血管が手などの末梢血管に流れる血流を止めますので全身への血流が悪くなります
※一度閉じてしまうと温めても開かすのに40分もかかってしまうそうです
◆腰には仙骨という大きな骨がありますが、この部位は副交感神経という末梢血管を拡張させる神経が集中しています
ですから適度な温熱効果は、副交感神経を刺激して全身の血流を改善してくれます
仙骨への温熱は副交感神経を刺激してリラックス効果をもたらしますが、超短波のような刺激量の強い物は避けます
この部分は非常に繊細で、鍼灸師や物理療法師のプロでも気を使う部分です
エルクレストでは、副交感神経を操作することはしません、それとは逆に交感神経の緊張をほどいて拮抗的に副交感神経の働きを高めるという方法を採っています
※これが、ボディ館にあるWブロック温熱法です
星状神経節、太陽神経節の2か所の交感神経叢に温熱を与え交感神経の緊張を緩める方法です
結果として拮抗性の副交感神経の働きが優位になり、全身の血流が改善されます
この方法は継続的に行うことで体温調節の中枢である間脳、視床下部にまで作用し、冷え症のまま固定化してしまった体温のセットポイントを人本来の正しい体温に修正することができます
◆また仙骨を温めると骨盤内の臓器に鬱滞した血液や臓器を温める効果も期待できます
Written by Toshiaki Nakagome
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