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2024年4月号

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「体温上げて免疫力アップしましょう」

店長   小野恵子

エルクレスト 代々木公園店 本館

体温が1℃上がると免疫は5〜6倍上がります。
逆に体温が1℃下がると免疫は30%も下がるのです。
それは、リンパ球の遊走率が下がるということです。

平均体温が保たれていると、毛細血管の穴から正常にリンパ球が出て、血管から出たリンパ球はリンパ管に戻り、胃などの臓器に出来たガン細胞などはリンパ球によって除去されます。

リンパ球は一度戦った細菌やウイルスの性質を記憶しており、同じ病原菌が再度侵入してきたとき、抗体を産生してからだを守る生体防御の能力も持っています。

リンパ球は寿命がくれば死滅してしまいますが、この記憶は新しくつくられるリンパ球にも引き継がれます。体温が高い状態であれば、異常な細胞は増殖する前に大部分がリンパ球によって消滅させられてしまいます。
しかし、低体温の場合は血管が収縮するため、毛細血管の穴からリンパ球が出ることが出来ません。リンパ球の働きが弱くなることで、免疫能力が落ち込みガン細胞がたちまち増殖しはじめます。

本来、リンパ管に侵入して来たガン細胞を除去するために、リンパ球が集合しているはずのリンパ節に殆どリンパ球がいないことにより、リンパ管はガン細胞によって占拠されてしまい、ガン細胞はリンパ節転移します。

体温が上がることや、自律神経が副交感神経優位になることで、毛細血管が拡張しリンパ球の遊走率は上がります。

日々身体を温めることやリラックスして副交感神経優位になることを意識して、リンパ球の遊走率を上げて免疫力アップを心掛けましょう。
また、毛細血管が集中している足裏を温めることも大変有効です。

身体を温める食材では、生姜がお勧めです。
日々のお食事やお料理に手軽に使える生姜パウダーを取り入れてみませんか。

体温が上がると免疫力アップと共に代謝も13%アップします。健康と美容のためにも冷えない身体づくりをしましょう。

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