エステティックサロン経営戦略セミナー 続編
2011.11.21.(月) 13:00~17:30
@ホテル ニューオータニ 紀尾井フォーラム
主催:アカデミック エコール・ド・HIRO
実は、今回のセミナーで私が秘かに楽しみにしていたのが
第3講座の久保明先生の講義です
お会いするのは初めてですが
パワープレート本社の戸澤ドクターから久保先生のお話しは聞いていました
東海大学医学部 抗加齢ドック教授
健康寿命ドックとサプリメントドックによるアンチエイジング医学の確立と、
メタボリック症候群、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病における統合医療を2本柱とされています
現代医療において社会問題化しつつある
ロコモティブシンドロームにも着目し、
パワープレートを使った治療と予防の両面からその改善に取り組まれてもいます
今日はもちろん、パワープレートが講義のテーマではありませんが・・・
今日のテーマは、
『誰も教えてくれなかった糖化のヒミツ。美容のカギは、糖化にあり』です
最近、女性誌を賑わせている糖化
いったいどんな現象なのか?
糖化とは、食事から摂取した余分な糖分と体内のタンパク質が結びつき
AGE(糖化最終生成物)という老化促進物質をつくりだします
肌で云えば真皮層にあり
ハリ、弾力を司るコラーゲン繊維やエラスチンなどのタンパク繊維は
余剰な糖分と結びついて弾力や柔軟性が失われ
たるみやシワ、シミの原因になります
恐ろしいことにシミにもこのAGEがたくさん集まっています
健康面で云えば
内臓、筋肉、血管にまで影響し、ハリ、弾力を失いもろくなっていきます
糖尿病患者においては合併症を加速させます
糖化は、美容の大敵だけでなく、
健康面においても全身に大きな悪影響を与えます
そして糖化の予防として最も重要なことは・・・
食事です
◎食後の血糖値が急に上がらない食事の仕方が大切です
具体的には、
食品を食べる順番です
●野菜⇒魚・肉⇒ご飯・パン
そして主食の炭水化物も
白米、食パンよりは、
玄米、クロワッサンを
さらにはパスタというように
仮に同じカロリー摂取量だとしても低GI 食の方が食後の血糖値の上昇が穏やかで
糖化しにくくなります
肥満遺伝子別ダイエットにもあるように
糖の分解が苦手なβ3ARに変異のあるリンゴ型肥満の人と全く同じ順番です
血糖値の急上昇を避ける食材の王者は、食物繊維です
◎ごぼう、さつまいも、きのこ、海藻、豆類、きくらげ、らっきょう、エシャロットなど。
1時間が本当にあっと言う間!!!
あと5時間くらい聴きたい・・・そんな感想です
笑いを取りながら飽きさせないしゃべり方、
とても謙虚な振る舞いと言葉づかい
素晴らしいドクターだな~
それにしても袴田先生の幅広い人脈とネットワーク
改めてその偉大さを実感させていただいた一日でした。