佐藤ドクター研修 免疫を学ぶ 2017.2.15.
「半袖外国人の謎」は、
2011年、日本テレビの「ズームイン・スーパー」で取り上げられたテーマである
日本人152人の平均体温 36.2℃
欧米人57人の平均体温 36.9℃
その差0.7℃
・世界的な平均体温は、37℃を超えているらしい
・全人類の理想体温は37℃と報道
・フランスの体温計には「平熱は37℃」と記載されている
・グーグルで「体温」と検索すると人間の理想体温は37℃とある
結論:日本人と外国人との体温差は、
1.「熱を発生させる筋肉量」の違い
細胞の中に存在するミトコンドリアが、熱を発生させるのであるが、筋肉量が多ければ多いほど、ミトコンドリアの数も多くなり、それに伴って体温が上昇する。
つまり欧米人は筋肉量が多いため、恒常的に高い体温を維持しているため、寒い日本でも外国人は半袖が多いというわけである。
2.日本人と比して欧米人は赤血球の数値が高い。
赤血球は蓄熱量が高く、このことも欧米人の平熱が高いことに関与していると思われる。
※細胞内でミトコンドリアと共に糖質をエネルギーに変えるときに必要なのが、亜鉛、マグネシウム、鉄、セレン等のミネラルとビタミン、特にB1とB2である。
それ故、これが不足するとエネルギー、熱の産生効率が低下します。
食の工業化に伴い、加工精製食品の取り過ぎはこれらの不足の傾向となります。
ダイエットも当然ながら同様の傾向となります。
「ベルクマンの法則」
簡単に言うと、寒い地方の人や動物は体が大きくなりがちで、
暑い国の人や動物は体が小さくなり易い。
などなど・・・
NK細胞や酵素の話まで多岐にわたりとてもためになりました。
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