佐藤ドクター研修 免疫を学ぶ 2016.11.
2016年11月16日(水) 10:30~12:00
社内レベルアップ研修
@エルクレスト セミナールーム
「免疫を学ぶ」
"医学と医療、その時代の変遷"
講師:日本橋清洲クリニック院長 佐藤義之先生
今年最後の佐藤先生の免疫講座
現在、64歳の佐藤先生、医者になって39年だそうです
毎回、エルクレストのために手書きのレジュメを作成くださいます
ありがたい。
先生のレジュメから心に残った部分を書き留めておきたいと思います
・基礎医学と臨床医療のお話の中に、
近代医学、近代医療が「解剖」即ち、死体から発展した学問という点である。
死体から死に至った病気の追及というのが基本姿勢なのである。
そこが東洋医学、医療、即ち、「症」、生きた人間の症状の原因追及という基本姿勢と違うところなのである。
・病気は「悪」か?というお話の中に、
我々は大学病院の無菌室で生活している訳ではないので、すべての菌、ウイルスとは共存のはずである。
インフルエンザに罹患したとしても、それはインフルエンザウイルスを排除できなかった己の免疫力の問題である。
蚊に刺された人が全てデング熱を発症する訳ではないのである。
人間は本来、全ての菌、ウイルスと共存なのである。
そうご理解いただければ病気の原因を外に求めたり、悪と捉えることへの疑問をお持ちいただけると思う。
だから下記のような川柳が詠まれることになるのである。
・原因はわかりませんが、'はい'薬
・喜ぶな、その時だけのステロイド
・ちょっと待てその新薬が苦しめる
早期発見の武器も進歩し、治療の武器が進歩しても決して病気の罹患が減らないのは何故だろう?
昭和60年、実は一年間で癌で亡くなられる方の人数は16万人である。
それから30年後、平成26年では、37万人である。
増加の原因は、現代人の免疫力の低下である。
王道は、自己免疫の確立である。
。。
2016年11月16日(水)
佐藤仁是先生|
コメント(0)|
トラックバック(0)