佐藤ドクター 腸内細菌を学ぶ
2015年8月19日(水) 10:30~12:00
免疫を専門に研究されている佐藤先生から講義冒頭にあったお話、
「発ガン年齢がどんどん若くなっている。」
「最近、私の患者さんで27歳の女性に大腸ガンが見つかったり、
昔、圧倒的に男性に多かった咽頭ガン、喉頭ガン、食道ガンが、最近では女性にも多くなってきた。」
どうやらアルコールと喫煙、そして免疫力の低下が原因らしい
今日の講義は、その免疫力低下が、腸内細菌と密接に関係しているという内容でした
・腸内細菌のバランスが自己免疫力と関係が深い。
・このバランスが崩れると免疫力は低下し、発ガンやアレルギーの発症につながる。
・腸内には、500種類以上、約100兆の菌が棲息している。
・総重量は1.5kgにもなる。
食事での繊維質の不足や抗生物質の乱用で腸内細菌のバランスが崩れ、免疫力が低下し、アレルギーが増えています。
◎乳酸菌、ビフィズス菌、アシドフィルス菌、ガセリ菌などの善玉菌の働き
いわゆる(発酵させる菌)の働き
1.消化吸収促進(アミノ酸まで分解)
2.ビタミン、ホルモン、アミノ酸の生成
3.腸内の酸性化(有害菌、病原菌の増殖阻止)
4.腸のぜん動運動を調整
5.NK細胞を主としてリンパ球の数及び活性を上昇
●今日一番勉強になったこと
食物アレルギー起こる発端は、原因食物のタンパク質を腸内細菌がアミノ酸まで分解できず、原因食物のタンパク質構造のまま、吸収されてしまうからである。
タンパク質を徹底分解するのが、腸内細菌の役目である。
どうやら消化酵素だけでは最小単位まで分解できないようである。
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2015年8月19日(水)
佐藤仁是先生|
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