HOME > NAKAGOME BLOG(ナカゴメブログ) > 

菅原明子博士 レベルアップ研修1

NAKAGOME BLOG(ナカゴメブログ)

菅原明子博士 レベルアップ研修1

2015年2月20日(金)


[第1回]


Dr.Akiko Sugawara   


『オリジナルスープSについて』


2015_2_20ES2_0095.jpg

  

 

〈科学的なダイエット

科学を通して理解した上で、ダイエットをしてもらうことが重要だと考えています。科学は10年経っても20年経っても正しいものは正しいので、1+1=3になるということはなく、ダイエットスープSの高タンパク、低糖食という考え方は王道であり、人の体が変わらない限り、変わることはないのです。

ダイエットフリークの方たちは、色々なダイエットに手を出してしまい、結果が出ないということが起こっているようですが、これは正しい方法とはいえません。

 

私は家族でダイエットスープを飲んでおり、年齢は68歳になりますが、特にエステサロンに通わなくても、実年齢より若く見られることが多いです。それはダイエットスープSの開発者としての責任と人前に立つ仕事であるという自覚からきていると思います。

 

・私が健康のために気をつけていること

 

1. 規則正しく暮らす:早寝早起き

 

2. 背筋を伸ばしてよく歩く(背骨を伸ばすことから椎間板が潰れにくくなる:意識をどこに持つかを自由に考えることが出来るのが人の特徴)

年を取ると、脚がO脚になっていく傾向があります。A社でコンテストを開くときにもダイエットには成功して体重は減っているのですが、骨格的にO脚では美しく見えませんので、脚をクロスさせて立たせますが、それでもうまく膝同士がくっつかない人もいます。

これはやはり、加齢に伴う運動量の低下からくる筋肉量の減少が大きな原因であり、バレリーナのようにつま先を60度くらいに広げて立ったり、紙を挟んで屈伸運動をするといった簡単な運動をするだけでも、筋肉量を維持することは可能です。

 

エルクレストのスタッフの方は、常にお客様のお手本なのです。そのお手本になる人の背筋が曲がっていたり、肌荒れや髪の毛に艶が無かったりすればそれは嘘のビジネスになってしまいます。ですから科学をきちんと理解して、常に努力、研鑽をして、自分自身が感動していなければいけません。感動している人は強いので、迷うことがありません。迷いが生じる人は自分の経験が少ないということなのです。

自分や家族の経験をしっかりと持っていることが重要です。コンテスト直前になって、ダイエットスープSだけ飲んで痩せようとする人は本質を理解しているとは言えません。

 

〈動物を使った研究〉

1. 骨密度に対する研究

あるカルシウム量を摂取させたマウスとその半分の量を与えたマウスでは、70日間の研究で、半分の摂取量の方が、骨密度が上がっていたのです。これは従来の医学の考え方では非常識なことで、摂取した分だけ骨密度が高くなるというのが定説でした。

私は1年のうち3か月はアメリカにいて高タンパク、低糖食の研究をしていますが、高タンパク低糖ならなんでも良いという拡大解釈がされてしまっていることも多くあります。例えば、アイスクリーム1リットルサイズでダイエットシュガーを入れて食べるといった愚行にでる人もいます。しかしアイスクリームには栄養バランスがありませんから、体重は減っても健康害してしまいますよね。

このようなことが起こってしまう背景には、長期的な動物実験が行われていないということが考えられます。実験用のマウスたちは、食事や運動などがきちんと管理されているため、非常に健康で短期の研究では、あまり体に変化が見られないのです。

また、生まれて1年以上経っているマウスは人間で言うと7080歳相当ですが、彼らにダイエットスープSを与えると非常により明確に良い結果が出ます。寿命が延びる、学習能力が上がる、余分なコレステロールが下がり、筋肉量や骨密度が増えるといった良いことづく目の結果が出たのです。

70日以上にわたる長期の動物実験は1000万単位の研究費がかかることから避けられてきましたので、このダイエットスープSの実験データは非常に価値の高い研究だと思います。

 

一般的な病院の糖尿病の人のための食事では、未だに白米を食べさせています。なぜ五分づきのものなどにしないのか不思議なのですが、今時大戸屋に行っても白米は食べませんよね?十穀米を食べますよね?これは大戸屋の方が病院よりも栄養に対する考え方が進んでいるということではありませんか?

糖尿病の人に白米を食べさせて糖尿病が治ると思いますか?食物繊維が有効であるというデータは30年以上も前から学会で証明されており、糖の吸収が穏やかになり、血糖値を上げにくいと言われているにも関わらず白米を与え続けているのはなぜなのでしょう。

私が外食をする時には、よく大戸屋を使いますが、あそこの食事がまさしく9品目の食事です。大根おろしや豆腐、納豆などの小皿を付ければ、簡単に9品目摂ることができるのです。そしてガンや糖尿病を持っている方であれば、十穀米の量を5分の1程度にすれば十分優秀な病院食として通用すると思います。

 

アメリカでは、お弁当コーナーに行くと寿司は玄米を使ったものが売られていますし、日本にあるような精製された白いパンはスーパーにも置いていません。一般的な認識では、アメリカというとジャンクフードばかりのようなイメージがありますが、食の健康に対する意識は日本よりも高いと思います。それだけ健康に対する意識が世界的に高まっている中で、病院食だけが遅れているのが現状なのです。

 

〈長期の動物実験で明らかになったこと〉

 

ラットでの70日間は人間で言う1年間に当たり、今回の実験では、ラットを6種類の群に分けて実験を行いました。一般食とダイエットスープS食は同じ量ならカロリーも同じとしています。

1. 一般食100群:一般食を24g与えたグループ(ダイエット開始前と同じカロリーのグループ)

 

2. 一般食75群:一般食を18g与えたグループ(一般食100に比べて25%カロリーが少ないグループ)

 

3. 一般食50群:一般食を12g与えたグループ(一般食100 に比べて50%カロリーが少ないグループ)

 

 

4. ダイエットスープS100群:ダイエットスープS食を24g与えたグループ(ダイエット開始前と同じカロリーのグループ)

 

5. ダイエットスープS75群:ダイエットスープS食を18g与えたグループ(ダイエットスープS100に比べて25%カロリーが少ないグループ)

 

6.ダイエットスープS50群:ダイエットスープS食を12g与えたグループ(ダイエットスープS100に比べて50%カロリーが少ないグループ=普段サロンで行っているダイエットスープSダイエットプログラムに相当)

人間の一日の摂取カロリーの約半分(1100kcal)にあたる食事をダイエットスープSで与えた群

 

 

ダイエットスープS5070日間与えたマウスは、リバウンドすることなく継続的に減量が成功しました。

それに対して一般食で同じカロリーのものを与えた群では、約10日後を境に減量が止まり、その後も変化しませんでした。(一種のリバウンド)

これはすなわち人間においても、ダイエットスープSのダイエットプログラムを使えば、1年間という長期にわたるダイエットでも効果が期待できるということを示しています。通常長期に渡ってもリバウンドしないダイエットというものはほとんど存在しません。その理由はカロリーを抑えることによって必要な栄養素を十分に摂ることができず、筋肉や臓器のタンパク質が分解されて代謝が上がると同時に、体が危険信号を出して食欲が増進するためです。リバウンドしないということは常に脂肪だけが燃えている状態である必要があり、ダイエットスープSには必要な栄養素を摂りつつ、得意動的作用を利用したカロリー消費によってそれを可能にしているのです。

それに対して、ダイエットスープS75の群では、10日を境に減量が止まり、それ以降は逆に体重が増加していきました。この結果から言えることは、「中途半端なダイエットはやっても無駄である」ということです。ダイエットスープS 75では、ヒトで言うと、本来ダイエットスープSを一日4袋使うプログラムですが、それを2袋にして他を一般食で補うようなダイエットでは、摂取カロリーが13001400kcalになってしまうので、太っていくのです。努力した甲斐がないということになりかねないので、あくまでも正しいプログラムに則って行って欲しいのです。

 

〈正しいダイエットのための食の知識を身に付ける〉

 

科学は非常にシビアで、女子栄養大学が推奨しているような一日1400~1600kcalでお米を食べないと危ないという考え方は、ダイエットの視点から考えると非常にナンセンスです。元々脂肪というエネルギーがあってそれを糖にして使うシステムが体にあるわけですから、食事で糖を摂ってしまったら脂肪が燃やされる機会が無くなってしまうのは当たり前です。化学的に言えば、脂肪も糖も同じ炭素の鎖で、脂肪は炭素の数が20~25個の鎖、デンプン(糖)は6個なんです。それを酵素の力で鎖を切ってエネルギーと二酸化炭素にしているだけですから、糖を摂れば脂肪は燃えない、それだけのことなのですが、それすらも勉強しないで、糖質を控えることは危ないと世間では言われてしまっているのです。

 

また糖を摂らないと頭が働かないとかエネルギーが足りなくなるといった謳い文句のCMを多く見かけますが、これも先ほどの事実を考えればありえないことです。脂肪を分解してブドウ糖と同じようなものをきちんと作って、脳に届けていますので、糖を摂らないと頭が悪くなるといったことは全くありません。

 

さらにダイエットスープSは特動的作用によって、体が温まります。温まれば血流が良くなりますので、それがエネルギーを燃やすために必要な酸素やビタミンB群を効率よく供給するので、身体のあらゆるところの機能が高まります。ビタミンB群はターボライターのような役割で脂肪をどんどん燃やしてくれますが、白米やパンには全く含まれていません。胚芽がついたお米やパン、海外で売っているようなフルーツの少ない固いグラノーラであれば、ビタミンB群がたっぷり含まれていますので、どんどん脂肪が燃えます。砂糖や白米はビタミンB群がゼロですので、乳酸が溜まり、脳がむくみます。脳がむくむということは、頭が悪くなるのとほぼ同義語です。脳がむくむとネガティブになったり、鬱になることが多くなります。ダイエットが終わった後もビタミンBを積極的に摂り、体温を高い状態に保っておくことで朝から最高のコンディションで仕事に向かうことができ、取り違えや物忘れが減って、お客様やスタッフにもストレスを与えることなく、取り組むことができます。そうすれば、仕事の効率が良くなり、短い時間を上手に使ってやればすぐ仕事が終わるのです。それができない人ほど、物事をこなす処理能力が低いために長い時間働かされているという錯覚に陥って、愚痴ばかり言ってしまうような人が増えてしますのです。

 

最近では、貧しい人を特集した番組が多く組まれていますが、実際は働き口はあるのに単に続かない場合がほとんどです。またこれだけ100円ショップで素晴らしい商品がたくさんある国で、10万円で暮らせないはずがないと私は思うのです。それはダイレクトに言うと頭が悪いということなのです。「Do it yourself」という言葉が日本にはまだ浸透していませんが、自分でペンキを塗ったり、カーテンを作ったり、海外では当たり前のように行われています。そういった生き抜くためのたくましさをもっと身につけて欲しいと思います。

 

〈食事に対する意識を見直す〉

 

最近の私たちの食事は、時間に追われてただ体に栄養を入れるといった意味合いになっている傾向があり、つくってくれた人への感謝や献立について、味付けや食材をイメージして、色合い、食感、香りなどを楽しむという本来の意味合いが失われているように感じます。同じものを食べても、「美味しいな」と思って食べるのとそうでないのでは、全然吸収率が違います。私は科学者であると同時に、科学は未完成で、人の心との調和が重要だと考えています。美味しい食事を皆で話しながら食べれば、唾液もたくさん出るのでしっかり吸収されますが、最近では、携帯を見ながら一人で食べている人が多く、そのような食べ方は良いとは言えません。味はわからないですし、なにより人間らしくないですよね?

「この料理はどうやってつくっているんだろう?」ということをイメージしながら食べることで、どんどん心が豊かになっていきます。

食事は食べる喜びなので、体がどれだけ満足したかが重要です。イメージをして食べれば少量でも体が満足します。私たちが喜んでいるときは、身体のすべての細胞が喜んでいます。私たちが起こっているときは全身の細胞が怒っているのです。このような身体の感覚を大事にして、五感、六感まで使って食事をしていただきたいと思います。

 

〈中途半端なダイエットはストレスを増加させる〉

 

先ほどの6つのグループで、ダイエット中のストレスの度合いを知るためにアドレナリン(怒った時に出るホルモン)、ノルアドレナリン(恐怖を感じた時に出るホルモン)を測定したところ、ダイエットスープS 50の群が、ストレスが最も少なく、意外なことに中途半端なダイエットをしているダイエットスープS 75の群で最も高くなりました。これは中途半端にやっていることで食べることへの執着が強くなり、ストレスが高まったと考えられます。ダイエットスープS 50ではスムーズに脂質が燃える状態に入れるので、ストレスがかかりませんが、75では糖質が制限できていないため、体は飢餓に備えて脂肪を維持して糖質だけを燃やそうとするので、痩せないばかりかうまく燃焼経路に入らないために低血糖を起こすこともあります。

ですからダイエットに取り組むのであれば、徹底的に毎日きちんと4袋飲んで10001100kcalに抑えなければ結果は出ません。最良の結果のためにもアレンジはしないでください。

また、指導をきちんとしても値段が高いからといって節約しようとして1ヶ月分を2ヶ月で飲もうとしたりする人がいますが、それが痩せない、リバウンドする、イライラするという全くハッピーでない状態をつくってしまうのです。

現代人は常にアドレナリンが高くなってしまっているので、電車の中で喧嘩したり、海外では兄弟親子がピストルで殺人事件が起こったりしています。昔の日本人はなぜそうではなかったかというと、その頃は白米なんか食べれませんから、麦ご飯を食べたり、お粥に大根入れたり、具だくさんの味噌汁を飲んだりしていたんですね。そういう生活では、アドレナリンは出ません。

また震災の時には、被災地の人が非常に我慢強いということで世界中から賞賛されていましたけれども、東北地方は昔ながらの文化が色濃く残っていたからだとも言われているんです。

 

 

ダイエットスープSのダイエットプログラムがなぜ1100kcalなのかというと、バランスが良いためです。ビタミンB群を中心として9品目を摂ると微量栄養素が全部摂れる、歯ごたえもある、お米を食べることをしなければおかずたくさん食べてもいいんです。それによってダイエット中も食べる楽しみを失って欲しくないんですね。ダイエットスープSはスープもジュースも美味しくできていて、高品質な乳清タンパクを使っています。ほとんどのメーカーは材料費を節約するために脱脂大豆を使った大豆タンパクを使っています。脱脂大豆というのは、エチレンなどの化学物質で油を溶かして搾り取った後の搾りカスで、そこに色々な味をつけて売っているのが現状です。ダイエットスープSは、乳製品の延長でつくられたものなので、香りもいいので、さらにパセリやクルトンを入れたり、七味やカレーパウダーを入れたりして味のバリエーションを増やすことで一層楽しみながらダイエットに取り組むことができます。またノーカロリーであれば大根を煮たものや野菜を入れたりすることで、野菜スープ風にすることもできます。こういった調理性があるのはダイエットスープSが元々料理だからです。健康食品というよりも味噌汁と同じようなものなんです。最近の傾向として、栄養学が後ろに追いやられて、健康のためにはまず病院に行って、きちんとした検査、診断を受けて薬を飲みなさいということを訴えているテレビ番組が多くなっています。そのために病院が無いと生きていけないかのような錯覚に陥りますが、これはあくまで製薬会社の思惑です。

私が申し上げたいのは、人間にとって薬と食べ物とどっちが上かとうことです。それは間違いなく食べ物です。薬でもなければ酵素でもなく、ビタミン剤でもミネラル剤でもありません。食事が健康を作る上で究極に大切なものであるということは、自然界の動物を見れば分かります。当たり前ですが、彼らは一生の間で薬なんて使いません。私の家の前にはよくスズメが飛んでくるんですが、冬の間はリンゴなんかを串に刺して置いておくと、食べに来るんですが、新芽、若葉が出来る頃になるとある日突然来なくなります。それは新芽、若葉の方が美味しいからで、それだけ味や季節が分かるんです。

 





ページトップ

ケータイ版QRコード

  • QRコード

最近のコメント

バックナンバー

カテゴリ