エンビロン症例勉強会by戸澤明子先生 2012.9.7.
「症例勉強会」by戸澤明子ドクター
2012.9.6.(木) 10:30~13:00
@プロティアジャパン4F セミナールーム
◆アクティブエイジング
脳で感じてから、心で感じるため、脳をいかに活性化していくかが重要である
これから美容業界で生きていくためには、より広い視野が必要で福祉産業であり、戸澤先生は先日介護施設をいくつか回り、そこで目の当たりにしたのは、老人を動かさない、歩かせないという風潮で、広いテーブルに腰掛け、じーっとして、置いてあるテレビにすら目もくれないという無気力に近い人がほとんどであるという現実で、それに対して経営者は一切手を加えないという。
このような方は全国で500万人を超え、キレイになりたいという美意識を忘れ、楽に生活をしたいという気持ちが勝り、知らず知らずのうちに体力も落ち、自分の足で歩くこともできなくなるという道を辿ってしまう。
その解決策は自分たちで努力するというアクティブエイジングという考え方で、エステティックはその一役を担える可能性がある。
しかし、近年では美容外科を始めとした多くのクリニックが経営破綻に追い込まれており、これはレーザーやオペ後のアフターケアが十分でないために、やけどや傷の跡が残り、真の美容になっていないという現状があり、お客様のことをきちんと考えるとエンビロンのような正しいスキンケアを併用していくことが必要である。
◆戸澤先生のアトピー性皮膚炎の症例
スキンケアを考える上でその人のDNAが25%アトピーなどは、75%は環境によるもので、アトピーなどは遺伝子の影響が強いため、カウンセリングで患者の情報をきちんと得られないと間違った肌質評価になってしまい、結果が出ない。
ダニ、カビなどの感作抗体がある人の場合、浸透させないようするケアが最も重要で、
ペットを飼っている場合は接触しないようにして、ベッドのカバーなどにも気を配る必要がある。
また、洗顔は他の商品を使っている、化粧水を大量に使っているなど、ホームケアが正しく使えてない問題点があり、トーニングの重要性などをきちんと理解してもらい、夏場にはアルファトーナーで抗菌作用を利用して、汗が分解されてできるアンモニアを抑制する
例え、ヒリヒリしても塗り、後にクリームを使えばそういった感覚も抑えられるため、デリケートシリーズを上手に使ってもらう。
デリケートクリームジェル、クリームはコストも安く、きちんと必要量を使ってもらえるため有効である。
きちんとしたスキンケアをしてもらうために間違った化粧品は捨ててもらい、友人にもそれを渡さないというといった明確なカウンセリングも必要である。
この症例の場合、2週間でむくみが取れ炎症が収まり始め、アトピーの場合、鼻先端は血流がよく細胞内のミトコンドリアによって活性酸素が抑制され、エネルギー源である栄養分、酸素、そしてエンビロンのビタミンが存分に吸収されることから、最も早く治る。
それに対して首と目の周りは皮膚が薄く、角質層が正常の半分程度しかないため、治りが悪いことからあらかじめその旨を伝え、心の準備ができるようにするとともに、患者さんは直ぐに治ると思って来店するが、アトピーでは最短で3ヶ月はかかるということも
きちんと伝える。
その時に利他の心を持って、自分を犠牲にしても何とかするという気持ちが患者さんに伝われば、きちんと結果がついてきて、感謝され、自分自身も喜びを得ることができる。
◆エンビロンをお客様にお勧めする時に重要なこと
ユーザーとカウンセラーとの間に信頼関係が構築されていることが最も重要であり、誰かに話を聞いてもらいたいという女性も多くなってきていることから、いきなり理論を話し始めるのではなく、まず相手をスマイルと自分の性格を信頼してもらった上で肌についての悩みを話し始めたら、肌質をしっかりと観察し見極めて、エンビロンについて説明し、どのようにして導入していくかを検討する。
◆ビタミンAの重要性
ビタミンAはパルミチン酸レチノールとして90%貯蔵されており、必要に応じてメッセンジャーRNAからの指令で標的部位に送られるが、半日、紫外線を浴びると肌に貯蔵してあるビタミンAの90%は破壊され、それが回復するまでには約5日間暗室にいる必要があると言われており、このことから常に皮膚が受け入れられる最大限のビタミンAを入れておく必要がある。
◆A反応(レチノイド反応)が出る理由
トラブルスキンの改善には多量のビタミンAが必要である
生まれつきのDNAの問題やスキンケアのミスで皮膚の細胞が壊れることでビタミンAの受容体が減少しているため、受容しきれなかったものが反応として出るが、皮膚を正常化していくためには、A反応を恐れてはいけない。
エンビロンの詳細はコチラから