佐藤義之先生レベルアップ研修 フォトギャラリー
2012.8.29.(水) 10:30~12:00
佐藤義之ドクター・レベルアップ研修
テーマ『キレイ社会の光と影』
@エルクレスト代々木公園店 セミナールーム
講師は、日本橋清州クリニック院長、佐藤義之先生です
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2012.8.29.(水) 10:30~12:00
佐藤義之ドクター・レベルアップ研修
テーマ『キレイ社会の光と影』
@エルクレスト代々木公園店 セミナールーム
講師は、日本橋清州クリニック院長、佐藤義之先生です
中込慶一トレーナーによる
パワープレートWEB講座から
昨日、オーストラリアのパースから帰国した慶一トレーナー
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今日の主人公は
杉山奈緒カウンセラー
その人です
確か入社したのは2010年の9月頃です
あれから早2年
求人の応募があった時
資格は持っていますが、エステはほとんど未経験ということで1回は断りました
ただ電話でエンビロンが大好きで
どうしてもエルクレストで働きたいと熱烈な自己アピールが
大変な世界だから1ヶ月間考えてそれでも気が変わらなかったらまた電話してきて・・・と
※半分は断っているので、この対応。
すると本当にまた電話が・・・
その前向きさに一度は会ってみようと面接しました
話を聞くとエンビロン銀座で既に戸澤先生のお話しを聴いたことがあるそうな・・・
熱心さが伝わり採用することにしました
但し、条件付き
3ヶ月間だけ見させていただいて、ムリそうであればその時は本採用しないという条件で。
あれから2年が経ちます
立派にエルクレスト美顔本館の柱へと成長してくれています
普段からスタッフのブログを読むのが大好きな私
そのスタッフの成長ぶりやものの見方、考え方がわかるので気づきがあるからです
ここ最近ではこのブログに心から感激しました↓
説得力のある文章で
しっかりとした自分の考え方、人生観を綴っています
『エンロール力』
という言葉があります
人を引き付ける力という意味です
エステティックの仕事言うのは、最終的にはいかに自分のファンを増やせるか?
という仕事です
成功するには、知識や技術、経験がとても大切です
でもそれだけでは成功できないのです
そこに取り組む人間の魅力がないと・・・
人柄とも言うのでしょうが、
その仕事に対する思いとか情熱とか
もちろんそこには人に対する思いやりも当然必要です
でも何か一つその仕事に対する突き抜けた情熱なり思いが絶対に必要です
人の心の琴線を揺さぶるような熱い思い
逆を言えばそれさえ持ち続けることができれば、それだけでいつかは必ず成功できるのでないかと思ったりもします
もりろん何度も壁にブチ当たりながら!
私の大好きな言葉に
『信念の奇跡』
『迷ったら迷わず原点に』
というのがあります
悩み と 迷いは違います
成長の過程で日々悩みはあって当然です
逆に悩みのない人は真剣に仕事をしていない証拠です
しかし、迷いは大敵です
信念がないから迷うのです
だから私にとって
「信念」と「迷い」は対局にある言葉です
今回の杉山カウンセラーのブログにすっかりエンロールされてしまった私
翌日から彼女の見方が変わってしまうから不思議です
きっと彼女のお客さんの中にも何人かは今回のブログですっかりファンになってしまった方もいらっしゃるでしょう!
それほどその人の人生観というものが他の人をエンロールします
まさに「信念の奇跡」
しかも名実共に実力も上げてきています
今回のリツビ主催、
全国エステティックサロン ビューティーフォトコンテスト2012で初エントリーで見事に優秀賞を受賞しました
600症例がエントリーした中で
優秀賞は、たったの10名だけです!
本当におめでとう!!!!!
陰日向の努力が実りましたね!
感動を分かちあえることが幸せです
着実に成長してるな~
「理は証多きにつく」
今後とても伸びしろのある人だな~と心から感じていますし、期待しています
信念が人を大きく成長させるのだな~と改めて気づかせていただきました。
昨年末から準備中のスカルプケアサロン
まずは自分が体験してみないと何でも納得できないタチですから・・・
おかげさまで立派なAGA(男性型脱毛症)です
親父は、円形脱毛でした
私はアレルギー体質のため外用薬のミノキシジルは、やはり頭皮がかゆくて合いませんでした
以前、リアップも試しましたが、1ヶ月でかゆくなってリタイア
今年の1月末から提携クリニックのオリジナル処方、AGA用内服薬を毎日服用しています
高血圧、糖尿病、腎機能、肝機能、甲状腺に問題があると禁忌ですのでまずはしっかり血液検査を受けます
あまりに検査の結果が良いのでお褒めの言葉を!
あれから7か月が経過しました
結果は百聞は一見にしかず
2012.1.27 髪が濡れた状態↑
.
2012.1.19 髪が乾いた状態↑
。.
2012.5.18↑
.
2012.8.17↑
ふさふさです♪
先日、マジマジと見つめて横川店長が一言
「オーナー、本当に髪の毛増えましたね!?」
Vサインの私。
私がこの7か月間でお世話になったアイテム3品
・上からドクターオリジナル処方 発毛内服薬
・真中がメディカルシャンプー
・一番下がメディカル育毛エッセンス
・そして毎月1回のサロントリートメント
たったこれだけでこの結果
ウソみたいに簡単です
素晴らしい時代です
植毛やかつらに頼らなくても自毛を簡単に生やすことができる時代です
半年かけて準備してきたスカルプケア専用サイトもいよいよ来月末には完成してカットオーバーできそうです
楽しみ♪
"髪は女性の命"
真剣なお悩みに確実にお応えできる喜び
ワクワクしています!
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先日、日本最大の口コミポータルサイト
アイスポットさんからの依頼で取材を受けました
アイスポットさんに加盟している店舗数は、4,000店を超えているそう
驚きです!
その中でお客様からの口コミ投稿数が5,000件を超えているのは、エルクレストだけだそうで
アイスポットの社内でもかなりの話題になっているのだとか
なにしろ2位との差があまりにかけ離れ、ダントツのトップになっているようです
アイスポットさんに加盟させていただいたのは、2005年の7月ですから
既に7年が経過しました
それが、最初の3年半は、私自身がパソコンとWEBオンチのため
ほとんど口コミを集めたり、活かしたりということがありませんでした
ところが担当が現在の福島さんになってからいろいろご指導をいただき
2009年の2月にサロンでスタッフ向けの研修をしていただきました
そこからスタッフ全員の意識が変わり
途端に口コミ数が増え始めました
お客様の生の声を直接聞けるようになったことで
スタッフのやる気と意識改革に大きく貢献してくれています
またコンテンツ別PVをアクセス解析で見ましても
口コミが44%を占めます
要は、初めてエルクレストにご来店くださるお客様にとりましても
サロンの判断材料になっていることがうかがい知ることができます
これはスタッフの地道な声掛けと多くのお客様のご協力があって成し得たことです
本当にありがたく思います
今回そんな地道なエルクレストの努力と口コミの内容から
アイスポット編集部企画
『美人化特集Vol.1』
あなたはどっち派?
に掲載いただきました!
8月9日にサイトアップされた
その翌日から今回の掲載記念のためにプランニングさせていただきました
に毎日のようにご予約をいただきありがたい限りです
きっちり皆様のご期待に沿えるようスタッフ一同、心を込めてご対応させていただきます
今回の取材でいろいろお骨折りいただいた
編集の白崎さん、渋沢さん、馬場さん、
そして営業の福島さんに心から御礼申し上げます。
いい経験をさせていただきました
ありがとうございました。
今後ともご指導よろしくお願い申し上げます。
今年の4月から
日本最大のコスメ・美容サイト
@コスメと合併されたアイスポット
エンビロン専門店のエルクレストにとってとても魅力的なサイトに成長してくれています
@コスメキャリアの求人サイトもぜひ活用させてくださいね・・・
横田さん期待してますよ~
エルクレスト 代表 中込歳哲
中込の職場です
2012.7.17(火) 19:00~21:00
@六本木アカデミーヒルズ49 タワーホール
主催:トータル・ワークアウト
後援:㈱プロティア・ジャパン
・鳥越さんについて
1940年3月生まれ、2005年に番組内で直腸癌であることを公表し、両方の肺に転移し、2年後には肝臓にも転移したが、治療をしながら2年前、トータルワークアウトのトレーナー、ケビン山崎氏と出会い、トレーニングを通じてアンチエイジングによって72歳になった今でも精力的に仕事をされている。
2005年からの3年間、抗がん剤治療、肝臓の切除手術を行い、癌の治療が一区切りした時に70歳を前にして、元々不規則な生活をしており、運動習慣も無かった鳥越さんが体を変えていかなければいかないと感じたという。
その理由は、仕事後に自宅のマンションの廊下に敷いてあるカーペットに脚ととられて躓くことが増え、これは意識と実際の体の動きにギャップができていることを認識しことが大きく、トータルワークアウトの門を叩くことになった。
・トレーニングを始めて変わったこと
① 自分の体が思った通りにキレがある動きができるようになった。
② 持久力が付き、階段や荷物を持って歩くなどの日常の様々な行動が楽になった。
③ 30、40代では肉体的にはほとんど問題ないが、50代を過ぎると老化を実感するようになる。トレーニングをすることによってエイジングのスピードを緩やかにできることや今まで考えていなかった新しいことに挑戦しようというチャレンジ精神が芽生えた。
・トレーニング内容
筋肉量を増やして、代謝を高めると共に筋肉の使い方を教育し、様々な筋肉の連動性を高めて、ダイナミックな動きを可能にし、あらゆる日常生活動作を快適に行うことができるようにしていった。
・スクワットの重要性
鳥越さんのお母様と同級生の森光子さんが90歳でも舞台を務めることができたのは、スクワットを習慣的に行っていたことによって筋肉が衰えなかっただけでなく、脳も活性化され若い人と同じように台詞等も覚えることができたのである。
トータルワークアウトでは、最大の効果を最短で出すために骨盤を後ろに入れ、突き出すようにすることで踵に重心がかかり、膝に負担をかけずに太ももの筋肉
鳥越さんは、根は努力することが嫌いだが、現在は週3回のトレーニングをされているにもかかわらず全く努力しているという感覚はなく、新たな自分の発見ができることが楽しく、苦が無くトレーニングができているという。
トータルワークアウトでは、トレーニング前にストレッチを15~20分行って、終了後にトリートメントとしてアイシングを含めてマッサージを行っており、鳥越さん自身も今までトレーニングをして筋肉痛を感じたことはないという。
鳥越さんは全国で年に60回以上講演をしているが、以前は90分の講演の中で立って話をしていると途中で腰が痛くなり、後半は椅子に座るということが多かったが、トレーニングをするようになり、正しい筋肉の使い方ができるようになったこと、筋肉量が増えたことによって2、3時間の講演でも腰痛が出ることが無くなったという。
・アンチエイジング
トレーニングだけでなく、食事が重要であり、高カロリー食が良くないということがアメリカの研究をはじめとして分かってきている。飢餓遺伝子であるサーチュイン遺伝子が低カロリー状態で活性化し、アンチエイジングに繋がると言われており、トレーニングとの組み合わせによって非常に高い効果が期待できる。
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2012.7.23.
@ぶなの森 玉川温泉 湯治館 そよ風
「安心、安楽について」
・常識も世代が変われば非常識
20年前はガンの告知に対しては告知をするとしないで大きく意見が分かれるが、現在ではほとんどが告知をしてほしいという流れに変わってきている。
文学者の高見順さんは余命3カ月のガン告知を受けて書いた詩がある。
帰れるから旅は楽しいのである
旅の寂しさを楽しむものはいつか
また家に戻れるからである
駅前の塩辛いラーメンがうまかったり
どこにでもあるこけしの店を探して
土産物を探すのである
この旅は自然に還る旅である
もうじき土に帰るのだ
土産物を探さなくていいのか
・薬師経(薬師如来のお経)
日が上る東の浄瑠璃世界にいる薬師如来と太陽が沈む西の極楽阿弥陀如来がいる。
仏陀は人間を掘り下げ、複雑怪奇な心を研究したのに対し、西洋文明は人間を研究するということはせずに文明を発展させ進化させるという違いがあり、機械を発明し、効率よく楽に生活できるようにしていったが、約150年前から日本人も欧米に留学するようになり、その大きな違いを埋めようと欧米化が進めた。
ある人はこう言っている。
「今日の機械文明は神や仏がつくったものではない
全て人間が開発したものである
しかし、その張本人である人間とは何かということに対する探求が十分ではない
科学者も仏陀から見れば愚者(道理、真実が見えない人)である」
お釈迦様はこう言っている。
「財は愚者を損なう
賢者は幸いを導く」
・心を耕す
仏教では、肉体には五体それぞれに心があり、心は識を蓄えるところであると考えられており、今まで経験したこと、教養が良いことも悪いことも全て入っており、それは田んぼのようなものであり、放っておくと雑草が生えてくると言っている。
仏教では、人生は一切皆苦(元気な人、病気の人、老若男女皆苦しい)と言っており、これは人間が欲望、その中でも貪欲(よろずのことを貪ること)を持っているからである。
欲深き、人の心と降る雪は、積もるほどに道を忘れる
他人の邪を見るなかれ、彼が何を成し、何を成さざるかを言うなかれ、我が何を成し、何を成さざるかを思うべし
・唯識
お寺の鐘を鳴らすには、鐘と撞木と坊さんが同時に働くことによって初めて音が鳴り、またその音を騒音と思うか、言い音だと思うかはその人の心の状態によるもので、それを仏教では唯識と呼んでおり、今の物質に恵まれ、言いたいことを言える世の中を幸せと思える心を持てるかどうかが大事である。
薬師如来には12の大願があり、その7つ目の願には「諸々の有情が、諸々の病が、迫ってきた時、救いが無く、医者が無く、帰るところが無く、薬が無く、親が無く、諸々の病ことごとく除き、体と心に安らぎを与え、家、資産などことごとく与えてあげたい」
という言葉があり、心の持ち様が病の薬になるのである。
・健康でいるために
小怒多笑(怒らず、笑いなさい)
小言多行(言葉を減らして、行いを多くする)
小欲多施(欲を少なくして、お布施をしなさい)
小車多歩(車を少なくして、よく歩きなさい)
小糖多果(砂糖を減らして、果物を摂る)
小煩多眠(くよくよ悩むことを止めて、よく寝る)
小塩多酢(塩分を減らして、酢のものを摂る)
小肉多菜(肉食を減らして、野菜を摂る)
小食多粗(粗食を心がける)
世界遺産 奈良 薬師寺についてはコチラから
佐藤先生のクリニックはコチラから
佐藤義之先生 過去の免疫講座はコチラから
2012.7.14.(土) 13:30~15:00
第11回 『免疫講座』
テーマ 「キレイ社会の光と影」
講師:日本橋清州クリニック 院長 佐藤義之先生
人間は動物であり、自分自身を動物だと認識している人はほとんどいない。
西洋医学の問題点は、一人一人が先天的に持っている免疫力、自然治癒力などの基礎医学を落としたことである。
1万年前、
約25年前から抗菌、除菌の考え方が浸透し、現在ではこれが免疫担当細胞の役割を失わせ、免疫力が低下すると共に異物と自己の区別ができなくなりアレルギー体質をつくり、3人に1人がアレルギー体質、9歳以下の子供に限ると4割を超えると言われている。
人間は無条件に文明を発展させることが良いと考えている
・洗いすぎると手が荒れる
本来、手に付いたウィルスなどは、水道水を流しながら10秒ほど洗えば落ちる。
手にも表皮ブドウ球菌、黄色ブドウ球菌などの皮膚の常在菌(人間と共生している菌)が約10種類おり、これらの最近は皮膚の脂肪分を食べ、脂肪酸の膜をつくり弱酸性に保つことによって病原菌の強い菌をシャットアウトしている。
手の洗いすぎは皮脂膜を剥がし、その直下の角質層に隙間が生じ、菌やウィルスが侵入しやすくなると共にアレルゲン(抗原)も侵入しやすくなりアトピー性皮膚炎や乾燥性皮膚炎を起こす引き金となる。
洗いすぎたとしても体に10%菌が残っていれば、若年で12時間時間を置くと菌は元通りになるが高齢になると20~24時間かかる。
汗をかかないでいると菌が全身に戻る時間が増える。
・O-157
大腸菌はこれらの抗菌剤、除菌剤から生き延びるために遺伝子の変異を繰り返し、約200種類の変種を生み出したが、O-157はその中の157番目に生まれたものであり、O-157は抗菌、除菌が行きとどいた先進国にしかいない。
また、エネルギーの70%を、毒素を産生するのに消費し、残りの30%で生命活動を行っている非常に弱い菌でもあるため、屋台や台所など雑菌の多いところでは、すぐにそれらの雑菌にやられてしまうが、世界一除菌の行きとどいた日本の学校給食では猛威をふるったのである。
O-157 の運び屋とされているカイワレ大根は無菌状態で育てられたもので、通常のように土から生えた大根であれば、様々な菌がいるため増殖することはないが、無菌で育てられたことによって本来いないはずのO-157が増えてしまったのである 。
赤ん坊は通常、産道を通る時に様々な細菌を取り込んで常在菌となり、約100日でTリンパ球,Bリンパ球が揃うが、アレルギー体質の赤ん坊の便からはほとんど大腸菌が見られなかった。また20代の女性の便を調べると通常10~15%いるはずのビフィズス菌が0.01%しか検出されない人が多かったことから、これらの人から生まれる子供はアレルギー体質になりやすいと言われている。
・寄生虫に親しむ
1950年代60%を超えていた日本人の寄生虫感染率は30年間でほぼゼロになったが、それに伴ってアレルギーを持つ人が大幅に増加した。
日本における花粉症の第一号患者は、1963年栃木県日光市に住む成年男性で、東京医科歯科大学の斎藤洋三先生によって発見され、原因はスギ花粉であった。
しかし日光のスギ並木自体は17世紀に、全長37km、約24000本植えられたもので、花粉は昔から飛んでいたことから、寄生虫の減少がアレルギー発症に関わっていることが示唆された。
寄生虫が体内に入ると、体は寄生虫を排除する抗体をつくろうとするが、虫はその抗体に反応してDiAgという物質をつくる。この物質は、寄生虫を排除しようとする抗体だけでなく、スギ花粉、ハウスダストに対する抗体の能力を低下させて、アレルギー原因物質に対する抗体の産生量を減らし、アレルギー症状が出ないように働いている。
従って虫や大腸菌などの異物は、人の体の中でしか生きられないからこそ人の免疫をかいくぐりながら人にとっても、自分にとってもいい環境にするために働いているのである。
西洋医学では虫を病原因子として捉え、排除すべき敵としたのに対し、東洋医学では体に棲みつく虫も自分自身の一部と捉えていた。
・DiAgという物質はアレルギーの特効薬になるか
DiAgの遺伝子を解読し、遺伝子組み換え技術によって大腸菌にこの遺伝子を入れ、大腸菌にDiAgと同じものを大量につくらせることは可能でアトピーマウスにこの薬を注射するとアトピー完治するものの、人工的につくったDiAgでは免疫担当細胞であるTh1が産生するインターフェロンが減少し発ガン性が高まることが判明し商品化されなかった。
現在ガンで亡くなる方は年間33万人いるが、25年前は14 万人であった。
野生の動物に虫はいるもののガンやアレルギーは無いことから、免疫は色々なものが体内に入ってくることで正常に働くもので、キレイを求めすぎる生活は免疫の機能を低下させて様々な病の原因となるのである。
●第1回 『ガンにならない生き方』
●第2回 『ガンにならない生き方』
●佐藤先生を囲んでの座談会
森柾先生のホームページはコチラから
佐藤義之ドクターによる「免疫講座」
2012.7.22.(日) 16:00~17:30
テーマ「動脈硬化と免疫」
@玉川温泉 湯治館 そよ風
■健康寿命
一生のうち介護を必要とする時間と日常生活に支障が出るほどの時間を除いた年月のことで、男性70.42歳 女性73.62歳と言われており、平均寿命が男性79歳、86歳であることを考えると、多くの人が必ずしも健康で過ごせていないということが分かる。
最も介護が必要な病気は血流に関する病気であり、免疫の観点から言うとガンも血流の病気に含まれ、カナダの有名な医師は、人間は血管と共に老いると述べている。
私たちは寒いところに行くと、表皮の血管は収縮し、熱を逃がさないようにして温かいところに来れば拡張するが、動脈硬化はこの収縮、弛緩が正常に行われなくなる。
■動脈硬化の原因
1.老化
誰にでも起こる変化。
2. 血糖
血管の内壁が砂糖漬けになり古びた輪ゴムのように朽ちる。
3.高血圧
血管内の圧に耐えるために血管壁が肥厚し、柔軟性が減少する。
4. 高コレステロール
悪玉コレステロールが血管壁に付着し、血管を傷ませる。
5.タバコ
タバコの成分の強力な血管収縮によって、あらゆる部分の血流が悪くなり、子宮の動脈さえも収縮させてしまい、胎児にも影響を与える。
6. カルシウム
カルシウムの沈着により血管内が石灰化し柔軟性が失われる
■カルシウムと動脈硬化の関係
過剰摂取が原因なのではなく、糖尿病や疲労などで体が酸性に傾くことによって、それを補正し弱アルカリに戻すために骨からカルシウムが融解し、血中濃度が高まる。
正常では、再び骨に吸収されるが、持続的に酸性化するような状態が続いていると再吸収される時間が無くなり、血管壁に沈着すると石灰化によって硬い血管になる。
この現象は本来定着すべきではない部分にカルシウムが存在していることから異所性の石灰化と呼ばれる。
乳ガン検診で行われるマンモグラフィーでは、最も有用な所見は乳房に溜まったカルシウムの石灰化であり、脳で石灰化が認められれば認知症、膵臓では糖尿病と診断される。
また私たちの体は、急激な変化を好まないため体内を一定に保とうとする恒常性維持機構(ホメオスタシス)を持ち、血中にカルシウムが大量にある場合はそれを排出しようと腎臓に送る。しかし、一方ではカルシウムを排出したことによって再び体が酸性に傾くことから骨からカルシウムの融解が起こり、骨量が低下する。
20代の女性の骨量は、約3分の1が平均以下しか無く、その原因は甘い物の食べすぎによる体の酸化であり、昔から甘いものを食べると骨が溶けると言われていたが、これは真理であったと言える。
そして4大酪農国が最も大腿骨の頚部骨折、骨頭骨折が多いというデータも出ていることから、カルシウム摂取のために牛乳を飲むことが重要なのかという疑問もある。
■マグネシウム
長期にカルシウムが血中に存在する原因として食生活や体内の酸性化が挙げられるが、もうひとつ重要なファクターとしてマグネシウムの不足がある。
血中のカルシウムの量をコントロールする役割があり、過剰にある場合に骨に戻し、骨が形成されるための材料となる。
マグネシウム不足の原因として
① 欧米化した食事
② 農薬による土壌菌の減少
③ カフェイン
④ 白砂糖、白米など精製による減少
⑤ 高脂肪食
⑥ 薬
⑦ 清涼飲料水、加工食品による吸収阻害
従って、良いものだからと言ってとにかく摂取すれば良いという食を成分だけで捉えることは、体の機構を無視したものとなり、逆効果になってしまうこともある。
市販の牛乳のカルシウムとマグネシウムの比率は10:1であり、1:1であれば正常にカルシウムが骨に運ばれるもののマグネシウムの量が足りないために骨量が増えにくい。
身近な例としてはマグネシウムの減少によって筋収縮に必要なカルシウムが常に筋細胞内に留まることによってこむら返りが起こる。
■動脈硬化と免疫の関係
動脈硬化があると当然、流れる血液の量が減り60兆すべてに酸素などの栄養が行き渡らないと共に、組織へ向かうリンパ球も減ることによって生じた異型細胞をうまく除去できなくなり、発ガン体質になる。
また、温熱を加えて血管を拡張しようとしても動脈硬化の環境下ではその硬さからうまく血管が拡張できていないという論文も多く発表されている。
正常な血管は内膜、中膜、外膜の3層からなるが、動脈硬化の原因である悪玉コレステロールは1層目と2層目の間に入り込み、量が増えると膨らむことで血流によどみが生じ、血栓をつくりやすくする。
■心の免疫
昔から良い人になるために、良いものを見なさい、良いものを聞きなさいという言葉がよく聞かれたが、実はこの言葉には非常に意味があり、それは私たちの心の中には無尽蔵という蔵があり、見た物、聞いたものあらゆる経験したもの全てが入っているためである。
それぞれの場面で私たちは、その無尽蔵に入ったものの中から常識をつくり、判断を下して行動を起こしており、ひいては性格にまで影響を与えているのである。
従って経験したことによって同じ場面に遭遇しても捉え方は人それぞれで、それに対する対応や考え方も変わってくることから普段から良いものを無尽蔵に溜めていく努力をしていくことが重要であり、これを心の免疫と先生は呼んでいる。
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