森柾秀美先生・美容講習会2012
2012.6.10.(日) 12:00~16:00
@ベルサール九段
《森柾先生の活動》
森柾先生は普段エステティシャンやエステ経営者の方に向けた指導をなさっており、100年の歴史を持つエステの本場フランスで行われているヌーヴルエステティック世界大会に6回出場されており、すべての回でベストデモンストレーターを受賞している。
また5つ星ホテルであるプラザアテネの地下2階にあるクリスチャンディオールで使われているハンドテクニックは森柾先生の技術が使われている。
世界中を飛び回っている先生は、エステティックが伸びている国であるブラジル、ロシア、中国、インド、南アフリカ、東ヨーロッパに行くことが多く、リゾート地でも日本の技術は高く評価されており、多くの人が先生の指導を受けている。
ブラジルでは南米中から生徒が集まり、4000人の前で指導を行い、最近では、音楽も手掛けており施術に合わせた音楽の作成も行っている。
《女性ホルモンについて》
ホルモンの語源はギリシャ語のホルマオ(刺激する)で、体の調整する物質のことで内分泌学は1902年に始まった比較的新しい学問で日々新しいホルモンが見つかっている。
性ホルモンは女性ホルモンと男性ホルモンを合わせた名称で、女性では標準で女性ホルモンの割合が66.5%、男性ホルモンが33.5%、男性では女性ホルモンが12.5%、男性ホルモンが87.5%となっており、これが男女でバランスがとれた状態だと言われている。
女性ホルモンは卵子を育てる細胞である卵胞から分泌され、脳の下垂体から分泌される性腺刺激ホルモンの刺激によって分泌がコントロールされており、前駆体は感情であるため、様々な出来事に対してどのような感情を持つかによって分泌されるホルモンが変わり、ストレスとして捉えれば副腎皮質ホルモン、それをバネにしてやる気スイッチが入ればドーパミンや女性ホルモンなどの活性化物質が出てくる。
特に女性ホルモンの分泌には優しさなどの母性的な感情を持つと良い。
《女性ホルモンの作用》
① 生理を起こさせる
② コラーゲンの生成
③ 毛細血管を拡張する
④ うなはたけ(肌のうるおい、なめらかさ、ハリ、弾力、血色)に関わる
生理周期が28日なのと同じように皮膚も同じ周期で入れ替わっているため、女性ホルモンの分泌がうまくできている時には、生理も肌の状態も良いと判断できる。
体の回復や生まれ変わっていくのは睡眠中のみのため、内分泌学的には睡眠は8時間程度が理想と言われている。
《女性ホルモンを減少させてしまう要因》
① 卵巣の寿命
② ストレス
司令塔である視床下部への影響
③ 冷え
ホルモンは血管に分泌されるため、冷えがあり血流が悪くなっている場合はホルモンがうまく運ばれず、加えて卵巣は膀胱の後ろ、直腸の前という非常に置く深くに位置しているため、深部を温めることが重要。
④ 情動(愛情、美意識、欲望)の低下
美意識はオシャレをすることだけではなく、自分らしさやこだわり
これをするとウキウキするポイント(パワースポットなど)を見つけておくと良い。
《更年期と女性ホルモン》
卵巣は40代中盤から徐々に機能が低下し始め、だんだんと生理周期が長くなり、閉経するが、日本人の閉経の平均は50.4歳で、最後の生理の前後5年を更年期と言う。
閉経して卵巣から女性ホルモンが出なくなっても、諦めず美意識を高く保つことで副腎から分泌される副腎アンドロゲンが酵素の働きによって女性ホルモン変換される。
《美肌ホルモンマッサージ》
忙しい人のために90秒でできるマッサージ本を出版し、1246種類あると言われるフェイシャルテクニックの中から朝、昼、夜や月経周期などのシーン別で有効なものをピックアップして紹介している。
まずマッサージを行う前段階として、足底を強めに押すことで冷えやむくみがとれる
リフレクソロジーの反射区である子宮、卵巣であり踵の中央を指で5秒ほど押してからぐりぐりとマッサージしていく。
また子宮、卵巣をダイレクトに温めるために仙骨をマッサージしていき、鼡径部にあるリンパ管に向かって老廃物を流してから行うことで本に紹介されているマッサージの効果を高めることができる。
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