エンビロン鈴木インストラクター研修
2012.6.21.(木)10:30~12:00
定期レベルアップ研修
@エルクレスト代々木公園店 セミナールーム
〈夏本番に向けての紫外線対策〉
・皮膚の老化
① 加齢に伴う自然老化 全体の老化の20%
② 光老化 全体の老化の80%
肌の老化の80%を占める光老化は科学的な対策で予防可能。
・光老化の原因
① 紫外線
② 活性酸素
環境破壊オゾンホールによって紫外線が強くなっており、北極と南極が最も大きいが北日本を中心に日本にもオゾンホールができており、注意が必要。
曇りや雨の日でも紫外線は降り注いでおり、アスファルトは反射率が10%、水面は10~20%で長野県松本市と沖縄の紫外線量は同じで、長野は高地のため紫外線の影響を受けやすい。
真昼の太陽光に20~30分浴びているとビタミンAの90%破壊される。
肌に対しては紫外線対策のみでは活性酸素が増えて、酸素が紫外線の攻撃によって活性酸素になり、その活性酸素が周辺の酸素を攻撃してさらに活性酸素をつくり、攻撃する。
・確実に紫外線から肌を守る
紫外線を完全に肌に入れないという考え方ではなく、紫外線が入ってしまってからできる活性酸素に対してアプローチする必要がある。
SPF50の紫外線防止剤を塗布したとしても、人間である以上剥がれてしまうため、膚表層での悪影響を防ぎながら、抗酸化ビタミンでの内部のケアというダブルブロックをDrフェルナンデスは提唱している。
光老化研究会で行われた実験では、紫外線防止剤を単体で使用するよりも、たとえSPFが低かったとしても抗酸化ビタミンと併用することによってより効果的に光老化を防ぐことができる。
・ラドローションの特徴
① 必要最小限のSPFで肌への負担を少なくしている
② 少ないSPFでも、抗酸化ビタミンとのダブルブロックによって内側と外側十分な効果がある
③ 白浮きしないため化粧下地としても使用できる
④ ビタミン配合のスキンケア効果のある日焼け止めである
サンケアにはラドローションだが、できてしまった活性酸素や過酸化脂質に対してはさらなる抗酸化ケアとダメージ補修が必要で、―カロチン、ビタミンE、ビタミンC、ビタミンB5などの数種類の抗酸化物質とビタミンAによるダメージケアが有効である。
・ビタミンAの効果
① 細胞の正常化(テロメアの保護によって細胞の寿命を150%伸ばす)
② 細胞の活性化によって分裂、成長、コラーゲン、エラスチン生成、血管形成を高める成長因子を増加させる(TGF-βは傷の瘢痕の改善にも効果がある)
③ 健康なコラーゲンをコラゲナーゼによるコラーゲンの破壊を防ぐ
④ シワに対して線維芽細胞の正常化によってコラーゲン(ハリ)、グルコサミノグリカン(うるおい)、エラスチン(弾力)
⑤ メラノサイトの正常化によって過剰なメラニン生成が抑えられ、シミの再発を防ぐ
⑥ ターンオーバーを促進され、溜まったメラニンが排泄されシミが薄くなり、美白させる(他の美白成分とは異なる機序で美白を行うことができる)
⑦ メラニンに直接働きかけ、密集したシミを分散させ薄くする
・ビタミンAのニキビへの有効性
① ターンオーバーの促進によって毛穴を塞いでいた角質を排泄する
② 皮脂腺に直接働きかけ皮脂の分泌を正常化して、毛穴に皮脂が詰まりにくくする
③ ニキビのできにくい肌に変える
④ ランゲルハンス細胞の正常化
⑤ 敏感肌に対しては基底層細胞の正常化(有棘層、顆粒層をきちんと形成する)
・トーニング製品について
アルファートーナー、シークエンストーナー、ダーマラックローション、クリアスキンローション
① シークエンストーナー AHAによる刺激がなく、美容効果、美白などの付加価値が高く浸透力が非常に高い
② アルファーフトーナー 浸透促進効果があり、角質ケアができ、老化の原因である過酸化脂質を防ぐ
③ ダーマラックローション アルファートーナーの角質ケアに加えて美白効果がある
④
クリアスキンローション 敏感性のニキビではない方への角質ケア
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