山口勝利先生によるセミナー 2012.3.6.(火)
2012.3.6.(火) 13:00~14:30
@五反田ゆうぽーと
テーマ:
『冷えの改善は美容と痩身効果にどうつながるの?』
講師:全国冷え症研究所 山口勝利先生
《今日のセミナーの内容を簡単にまとめてみます》
多くの女性が感じる痩せづらい、お肌の調子が悪いという症状は、お腹の温度の低下に原因があるというのが山口先生の見解です。
◎スタイルよく、お肌もきれいにしたければ、美容的施術をする前に内臓温度の低下を解消し、体をキレイにするためのready状態にすることが先決であり、重要である。
1.冷え性と冷えの違い
・冷え性は、体の一部が冷たく、そのことの自覚がある場合をいう。
夏場でも冬の家の中で一般の人が寒さを感じない環境であっても本人が冷たく感じる部分があり冷えを自覚している。
・冷えは、本人に冷えの自覚が無い。
深部温度と言われる内臓温を計ると37度を下回っている。
夏場に太った中年男性が大汗をかきながら団扇を仰いでいたとしてもお腹の中は冷えている人が多い。
冷えは、すなわち内臓温が下がった状態をいう。
・内臓温度は、冷たいビールなどの飲み物を飲めば4度くらいすぐ下がる。
一日にコーヒーを4杯以上飲むような人は、体温は1度くらい下がってしまう。
2.内臓温度の低下が引き起こす5つの弊害
(1)太りやすくなる
・内臓温度が1度下がると基礎代謝は、11%低下する。
・痩せづらく、痩せてもリバウンドしやすくなる。
(2)内臓の働きが悪くなる
・胃腸や肝臓、腎臓の働きが悪くなる。
・下痢や便秘しやすい。
(3)免疫力が下がる
・体温が1度下がると免疫力は30%下がる。
・インフルエンザなど感染症にかかりやすくなる。
(4)うつ傾向になる
・元気がなく、憂鬱状態になりやすい。
・不定愁訴がでてくる。
・目の下にクマができている。
(5)自律神経が乱れやすい
・痛みを強く感じやすくなる。
3.自律神経の働きでわかる痩身結果
◎心拍変動解析システムを使って自律神経の働きを調べることで痩せやすいか否かがわかる。
(1)交感神経、副交感神経共に働きが良い場合
⇒痩せやすい
(2)副交感神経の働きが優位だが、交感神経の働きが悪い場合
⇒痩せづらい
このタイプの女性は、外見上色白でポッチャリ型の人が多い。
体の一部を爪で軽く引っ掻くとすぐ赤くなったり、みみずばれになったりする。
また花粉症、アトピー性皮膚炎、喘息、じんましんなどのアレルギーになりやすい人が多い。
(3)交感神経、副交感神経共に働きが低下している場合。
⇒何をやっても痩せないタイプ
無気力であり、環境の変化に対して対応力がない。
4.冷えが有るか無いかの簡単な検査方法
◎Oリングテストで調べる
被験者の利き手の親指と人差し指でOリングをつくり、
もう片方の手をみぞおちと下腹の2ヶ所にそれぞれ当て、Oリング検査をするとすぐわかる。
5.間違った身体の温め方法
全身サウナや足湯、足浴は、湯冷めをするため、却って冷え性を助長してしまう。
※その対処法としては、温めた後ひざ下を水で固く搾ったタオルで拭く。
毛細血管の拡張を冷たいタオルで拭くことで収縮させ、湯冷めを防止する。
6.効率的な身体の温め方
のど、お腹、足先の3点を温めれば効率的に身体を温められる。
7.身体が冷えている時の施術弊害
冷えを持っていると自律神経の働きが乱れ、痛覚神経の閾値が上がるため
EMSやエンダモロジーでのパワー設定が上げられず美容結果につなげられない。
8.乱れた自律神経の働きを整える方法
お腹を温めることで簡単に自律神経のバランスを安定させることができる。
・安定することでトリートメントのパワーを上げることができ、美容結果につなげやすい。
全国冷え症研究所 全国200ヶ所の分室
過去15年間で60,000人の検査データを元にお話しくださいました。
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