代謝とミトコンドリア
2011.9.17.(土) 13:30~15:00
第5回 『免疫講座』
講師:日本橋清州クリニック 院長 佐藤義之先生
●代謝とは食事で摂った栄養素を身体の中で様々な形に変えて利用し、不要なものを排泄するシステムのこと
●我々が生きていくうえで最も重要な生命活動
● [消化] [吸収] [エネルギー生産] [排泄]の一連のプロセス
1.組織の入れ替え・再生
2.エネルギーの生産
3.解毒と排泄
4.免疫力と修復
● [合成] と [破壊]
身体の材料をつくり、合成するという行為。古くなったものを分解し、捨てるという行為
※免疫は、代謝という体全体を覆うシステムをうまく機能させるための部分システムである。
代謝は、免役の働きに依存していると言える。
また免疫というシステムも代謝に支えられている。
免疫を担うのは免疫細胞で代謝が活発でないと細胞の機能は低下する。(両社は、相互に依存)
※代謝の中のエネルギー生産と排泄を受け持つのがミトコンドリア。
●各細胞が栄養素を取り込んでエネルギーをつくる。
このエネルギーをつくるのがミトコンドリアの役目。
●そして、この細胞の寿命を決定するのもミトコンドリア。
寿命の来た細胞は、排泄させられる。
◎ミトコンドリアは、1ミクロン以下の小器官というが実は生き物である。
《各臓器の新陳代謝》
◎胃は1週間、心臓は3週間で全部入れ替わる。
・胃全体 5~7日
・口粘膜 7~10日
・腸 2週間
・腸の内腔 2日
・心臓 3週間
・皮膚細胞 4週間
・骨髄細胞 4週間
・肝臓 2ヶ月
・筋肉 2ヶ月
・骨 3ヶ月
・赤血球 4ヶ月
※身体の細胞の数は60兆個ありますが、毎日1兆個の細胞が入れ替わり、1ヶ月で30兆個、2ヶ月で60兆個が新しい細胞になっていきます。
約2ヶ月で身体を構成するすべての細胞が全く新しいものになるのです。
そのため
新陳代謝がうまくいくようになれば数ヶ月で病気が完治しても何の不思議もありません。
逆に新陳代謝が悪ければ病気が治る訳がないのです。
《骨休め》
●骨は日中重力に逆らって負荷がかかっている時は、骨髄で造血できない
体を横にし、就寝中に造血している、だから骨休め
●寝不足で骨休め不足になると骨髄細胞のミトコンドリアが減少し、骨髄細胞の造血機能が低下する。
従って免疫力が下がる
●第1回 『ガンにならない生き方』
●第2回 『ガンにならない生き方』
●佐藤先生を囲んでの座談会