発病のメカニズムby佐藤義之ドクター【1】
2011.8.10.(水) 10:30~12:30
『社内レベルアップ研修』
@エルクレスト代々木公園店 セミナールーム
講師は、日本橋清州クリニック院長、佐藤義之先生です
「美容は、健康ベース」
エルクレストの理念です。
本当の女性美は、まず健康な心と身体から
本当の美しさを提供しようと思えば、まず心と身体のしくみを学ばなければ何も始まらないと思っています
ですから定期的にドクターや専任講師をお招きして全店合同で勉強しています
今日のテーマは、
免疫あれこれ「発病のメカニズム」です
まずは答えから言うと、発病の原因
それは、「低体温」と「低酸素」です
例題として「ガン」についてお話しくださいました
人間は、恒温動物であり、一定の温度と酸素が必要である。
低体温、低酸素状態が日常化すると、こうした条件下で適応できる細胞をつくりだしてくる
これが異型細胞である。(これは、細胞培養の実験でも同様の結果が報告されている)
◎現代人の体温が恒常的に下がってきている事実は誰もがご承知のとおりです。
ガン細胞は、35℃という低体温を好み活性します
(ガン細胞は、39.2℃で細胞分裂が止まり、42℃で死滅しますが正常細胞は43℃で死滅)
それにプラスして日常的なストレス
日常化するストレスは、交感神経が優位になり副腎からのアドレナリンの分泌も促すことで、
末梢血管を収縮させ、血流低下を招き、組織の低酸素化を促します。
この条件下で生き残りをかけた細胞は、
細胞分裂する際に、低酸素、あるいは無酸素状態でエネルギーをつくりだすことができる
解糖系のエネルギー産生を選択するようになります
このエネルギー産生は、副産物として多量の乳酸をつくりだしますが、このことが更にガン細胞にとっては好都合になります
それは、ガン組織そのものが酸性であり、
酸性の細胞なり組織は、リンパ球の異型細胞除去能力を極めて低下させてしまいます
ガン細胞は、自らのまわりを酸性化することでリンパ球からの攻撃を防ぎながらしたたかに分裂増殖を繰り返していく
現実的に正常細胞に対して異形細胞は、ミトコンドリアの数が少なく、
更にガン細胞になると細胞質のミトコンドリアの数は、正常細胞の4分の1にまで低下している
要するにミトコンドリア系のエネルギー産生を好まない構造であり
無酸素、低酸素状態で生存するのに適した構造になっている。
※ちなみにミトコンドリアの働きは、体温37℃の時に最大のエネルギー産生効率を発揮する。
《結論》
ガン細胞は、解糖系分裂の世界で効率的に生きられることが判明した。
すなわちそのことから逆の環境をあたえてやることがガンの退縮につながる
体温を上げて、血流を増やし、全身の細胞の隅々にまで酸素を供給してあげることである
そうすることで解糖系エネルギーではなく、ミトコンドリア系のエネルギーを主として用いることになり
乳酸の産生量も減少し、リンパ球の機能低下も起こさないようになる
細胞・組織の酸性化も防ぐことができ、未処理の異型細胞やガン細胞がリンパ球の活性により激減する。
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