渡邉肇子先生によるレベルアップ研修・感想文から 2011.7.15
2011.7.15.(金) 11:00~14:00
第1部 「栄養学と内分泌」
第2部 「メディカルハーブ」
@エルクレスト代々木公園店 セミナールーム
講師 渡邉肇子先生 (薬剤師・NPO日本メディカルハーブ協会 理事)
《スタッフ感想文から》
◆今日の研修で勉強になったこと◆
・タンパク質である20種類のアミノ酸もビタミン同様、バランスが重要でその食品に含まれる最も少ないアミノ酸量に合わせられそれ以上は吸収されない。
・最も身近でアミノ酸のバランスが取れた食品は鶏卵である。
・n-3系とn-6系の摂取割合は、4:1が良い。
・脂肪酸の中でも天然のものはほとんどがシス型、マーガリンなどの人工的なものはトランス型でアメリカでは使用禁止や表示義務化。体内で溶けにくく、代謝しにくい。
・アレルギーの人はお腹の調子が良くない。3糖類、4糖類の状態で吸収してしまうため異物と認識し、排除しようと小腸の免疫機能が働く。
・タンパク質には、他の栄養素と違い唯一、窒素が含まれている。
・生理痛には、月見草のオイル(オメガ6系)が良い。
・タンパク質を摂取するとアミノ酸が2~3個結合したペプチドとして吸収される。
また、体構成成分の中心であり、C、O、H、Nの4つの原子を持っている。
・炭水化物は、糖質としてエネルギーになり、日本人はエネルギーの55%を炭水化物から摂取していて、その大部分はでんぷんである。脳は最大のグルコース消費臓器である。
・ホルモンは体内の限られた器官でつくられる化学物質で、微量で作用し、血液中を移動して体内の限られた標的器官に作用する。
・脂質は、水に溶けず、食品の中では,TG(トリアシル・グリセロール)が代表的であり、脂溶性ビタミンの吸収に関与している。
・筋肉疲労の回復を早めるバリン、ロイシン、イソロイシン(BCAA)は、スポーツドリンクだと相当飲まないと効果がない。
・お肉や卵など動物性タンパク質は、エストロゲンが増えてしまい子宮内膜症や子宮筋腫に影響する。
・GI値の低いものの方が吸収されやすく、体に負担が少ない。
・マーガリンなどの加工油脂の製造工程で不飽和脂肪酸に水素を加えるとトランス脂肪酸になる。
・ペプチドとは、アミノ酸が2~80個つながったもの。
・生理痛には、月見草の油が良い。
・脳は、摂取した糖質の25%をエネルギー源として利用する。