第3回 『わかりやすい免疫講座』 ②
2011.6.18.(土) 13:30~15:00
@江東区総合区民センター 6F 大会議室
講師:日本橋清州クリニック 院長 佐藤義之先生
世の中にこんな素晴らしい講義内容を無償で聴かせていただける機会が他にあるのでしょうか?
ご両親が広島の原爆爆心地から1km以内で被爆され、発ガンされました
妹さんが43歳で乳ガンに...
そんなガン家系の環境から
先生曰く、
「自分もガンになるかもという恐怖から真剣にガンのメカニズムを勉強し、対処法を見つけ、実践してきた」と
正に実践的で核心をついたガン予防対策です
こんな素晴らしいお話をいったいどこで聴けるのか?
自分はなぜ聴けるのか?
考えれば、森柾先生のおかげです!
※エルクレストのレベルアップ研修翌日にもかかわらず勉強に参加されている森柾先生。何事にも好奇心旺盛、勉強熱心。成功者の共通点。
森柾先生が佐藤先生をご紹介してくださいました!
ありがたい人とのご縁
佐藤先生曰く、
「多くの人は、ガンになってから真剣になる」
「ガンはなってからではなく、ならないように予防に真剣になる。それが私の生き方。」と
「人生はすべて修行、継続と我慢が大切!」
おおっ~、耳が痛い・・・。
でもお話しを聴かせていただくとすべてそのとおり。真理です。
ガン家系に生まれてもガンにならない人もいます
ヘビースモーカーでもガンにならない人がいます
大酒のみだから皆、肝臓がんになるとも限りません
要は、本人の免疫力しだい
身体には元々体内にできた異形細胞やガン細胞に対して排除する免疫という機構があります
◎ガン細胞は、低体温を好みます
そして、ガン細胞を発見、除去してくれる免疫細胞は低体温が苦手です
低体温の原因は、エアコン、日常的な薄着、交感神経を優位にするストレス、運動不足
◎ガン細胞は、低酸素を好みます(嫌気性解糖系です)
ストレス、運動不足や冷え症からくる血流障害は、全身の細胞に慢性的な酸素供給不足を招きます
解糖系エネルギーで増殖するガン細胞にとって、低体温、低酸素状態は、絶好の環境なのです
ブドウ糖(グルコース)をエネルギー源とするガン細胞は、代謝産物として乳酸をばらまき、
自らのまわりを酸性にすることでリンパ球からも身を守ります
糖尿病患者同様、酸性体質は免疫細胞にとってその働きをする上でとても不利な環境なのです
[対処法]
1.体を温めること。
2.体を冷やさないようにすること。
◎参加された方の質問で
「体を温めるのに、座布団状の電気マットを使っているのだけれどもそれではダメですか?」という質問に対し、先生の回答は、
「もちろん、何でもいいと思うが、深部体温まで温められ、継続性のあるものであれば何でもいい。でも身体の芯まで温めて、継続性のあるのは入浴が一番。」でした
足浴、半身浴、全身浴、いずれにせよ最低20分以上。
一度深部温度を39℃まで上げるとその後6時間は深部温度を37℃で維持できるというデータがあるそうです
体温が上がり、血液循環がよくなることで酸素供給も増し、乳酸が分解される
血液の中に酸素があります、
血液の中に免疫細胞がいます
冷えたり、交感神経優位で血管が収縮していては、体の隅々まで酸素も免疫細胞も届けられないのは当然です
「冷えは万病の元」
あまりに内容が濃く、ほんの一部しかお伝えできないことが残念です
佐藤先生、森柾先生、ありがとうございました。
●第1回 『ガンにならない生き方』
●第2回 『ガンにならない生き方』
●佐藤先生を囲んでの座談会