ほすぴ 122号から
日本成人病予防協会から定期的に発行される"ほすぴ"
今回は、以前から私がたいへん興味を抱いているテーマです
以前、エルクレストの専任講師をお願いしていた
全国冷え症研究所 所長の山口勝利先生から教えていたいただいた
「腸脳連絡」について
要は、腸の機能が下がると人は、ボケたりうつ病になるというお話しです
最初聞いた時は、「えっ~、ほんとかな!?」と思った私
昔、保険屋をしている時代、ある犬のブリーダーさんから聞いた話で、心に残っているのは
「元気で長生きする犬は腸が丈夫であり、毎日いい糞をする。」
というお話しです
自分は腸が弱く、心配事があるとすぐ下痢をします
「ヤバッ!」とそのころは思いました
以下、私の興味のあるページをほすぴから抜粋してみます。
P5~P6
●胃腸の不調は脳に伝わる
「過敏性腸症候群」の人のなかには、うつ症状やさまざまな不定愁訴が現れることがあります。
うつ症状は、脳がストレスを受けており、自律神経の失調を引き起こすので、肩こりや頭痛などの身体症状を伴います。
生理不順や月経困難症の女性は、一般的に胃腸の働きが悪いため、便秘、頭痛を訴えます。
このような症状は、自律神経のバランスが崩れたり、ストレスによって血行が悪くなることが関係していますが、まず胃腸を整えることが必要になってきます。
胃腸の調子がよくなると、それだけで、生理不順や月経困難症の治療が軽くなる場合があります。
また、過敏性腸症候群の人がストレスを受けたとき、大腸運動の変化が脳波の変化と相関することが明らかになっています。
このように、胃腸がストレスを受けると、脳で不快な経験として知覚し、その脳での反応が消化機能を悪化させるという悪循環を招きます。
こうした脳と胃腸の関係を「脳胃腸相関」といいます。
『腸は、第二の脳』
●腸は考え、判断し、自ら行動を起こす
小腸、大腸には、脳と同様に多くの神経細胞が存在します。
その数は、大脳の神経細胞の約140億個に比べれば少ないものの、約1億個と脳に次いで2番目に多い数です。
腸以外の臓器では、反射運動は脊髄が関与し、中枢神経からの指示で動いていますが、腸は自律神経のほかに、脳や脊髄から命令を受けずに臓器を動かしています。
そのため、腸は「第二の脳」と呼ばれています。
第二の脳である腸は、自ら腸へどのように働きかけをするのでしょうか。
最も大切な働きの一つが、大腸の蠕動運動です。
この蠕動運動には腸の神経細胞が深く関わっています。
蠕動運動は胃から腸までの長い道のりを最終的に便として排出させるために欠かせない運動です。
そして、それだけでなく、便意を起こしたり、食べ物の内容を分析して、消化や吸収に欠かせない酵素やホルモンの分泌を促します。
例えば、腐ったものを食べると下痢をしますが、それは脳とは関係なく、腸が自ら判断して行います。
また、腸が疲れたときには、悪いものを食べたわけでも食べ過ぎたわけでもないのに、下痢をすることがよくあります。
これも腸自らが判断して、自分で腸を掃除しています。
また、排便の回数や便の状態も自ら調整します。
◇◆腸は自ら考え行動する◆◇
暴飲暴食は、腸を疲弊させますし、お腹を冷やすことは血流を悪くし、次回お話しする免疫力を極端に低下させます
なにしろリンパ球の60%は、腸に集中しているのですから・・・
中込の職場です