渡邉肇子先生によるレベルアップ研修2010.10(1)
2010.10.8.(金) 11:00~14:00
「定期レベルアップ研修」
@エルクレスト代々木公園店 研修ルーム
講師 渡邉肇子先生 (薬剤師・NPO日本メディカルハーブ協会 理事)
◆今回は、これから寒くなる季節を前にカウンセラーとして必要な知識を渡邉先生が考えてくださり内容を組んでくださいました。
《研修メニュー》
◇冷えと痛み
◇生活習慣病の予防
・肝臓
・高血糖
・高尿酸
◇花粉症
◎さまざまな分野のドクターと提携してメディカルエステとして美容結果にこだわるエルクレスト
「美しい素肌と理想のプロポーション創り」のお手伝いをさせていただいております
エルクレストの理念は、「美容は、健康ベース」
素肌の美しさを決めるケラチノサイトの新陳代謝も
痩せやすく太りづらい体質を創る基礎代謝も
そのすべては生命活動の基本となる代謝が大きく左右しています
代謝は、体内にある約3000種類の酵素が担っています
・アルコール分解酵素
・脂肪分解酵素
・タンパク分解酵素
・消化酵素
・抗酸化酵素
・遺伝子修復酵素などなど
酵素活動が停止すれば、それはすなわち死を意味します
生命活動の要である酵素の働きをスムースに行うためには
至適環境として適正温度が必要です
例えば、タンパク分解酵素でできている洗濯洗剤は、
真水で洗うのと温かいお風呂の残り湯で洗うのとでは
どちらがよく汚れが落ちるのかを私たちは経験的に知っています
これは、まさにその酵素が一番活性する温度の違いによるものです
したがって、冷え性の人は、
素肌美を創り出すための新陳代謝も
痩せるために必要は基礎代謝も代謝能が落ち、美容結果が得られにくいのです
◇今日の渡辺先生は、メディカルハーバリストとして、漢方薬認定薬剤師として
東洋医学的な内容も盛り込んでわかりやすく
ハーブや漢方での健康な身体作りを毎回アドバイスくださっています
◆スタッフの感想文から~
・一言に"冷え"と言っても東洋医学的にみると気虚、気逆、瘀血、水滞と原因が4つにも分かれ、面白いなと思いました。
・西洋医学的な薬で治すというよりも、予防という東洋医学的な考え方も最近すごく浸透してきているのを感じます。
ハーブなどは正にそのような考えのもと活用されているので、もっとお客様にも浸透するようにお話ししていきます。
・夏太りについて
冬、外気温が低いため、食後、身体は熱を作ろうとして代謝が上がるに対し、夏は外気温が高く、それほど体温を上げなくても良いため代謝機能がにぶり、あまったエネルギーが脂肪になり、夏太りが起こるということが分かりました。
・冷えについて
冷えが原因で起こる症状...頭痛、月経不順、肩こりなど。
冷たい水の方が下に下がるため、冷たい物を摂ると下半身が冷えやすくなる。
・冷えや痛みに効くハーブ...ラズベリーリーフ、エルダーフラワー、セントジョーンズワートなど。
・花粉症の主な症状と適したハーブ
目のかゆみ、鼻水、くしゃみ
エルダーフラワー、ローズヒップ、ペパーミント。
・冷えと痛みには深く関連性があるということ
・冷えの改善には温めるだけではなく、全身の血流を良くするのが効果的ということ
・ハーブというとどうしても真っ先にハーブティーを思い浮かべますが、芳香浴や温湿布なども取り入れていきたいです
・半身浴よりも足湯の方が、身体が温まるということ。
疲れていてお風呂に入る気力も体力もない...でも温まってから寝たい!!という時に試してみたい。
・入院中にお風呂に入れない時、足湯をしてもらったが、すごくよく眠れたのはリラックスに加えて身体が温まったからなんだ!と思いました。