第13回 メディカルハーブセミナー&試飲会
2010.9.30.(木) 19:00~20:30
エルクレスト代々木公園店 セミナールームにおきまして
日本メディカルハーブ協会理事で薬剤師の渡辺肇子先生によります
「メディカルハーブセミナー&試飲会」が開催されました
今月のテーマは「ハーブでインフルエンザ対策」です
《かぜ症候群》
1.かぜ
◇かぜは、1年を通じてもっとも罹りやすい病気
◇原因となる病原微生物の多くは、飛沫感染により広がる
◇治療は薬による対処療法が中心。「安静、保温、栄養」が最良の薬。
2.かぜの原因
◇もっとも多いのはウイルスで、80%~90%を占める
◇ウイルスの中ではライノウイルスが最多
◇疲労やストレスの蓄積、睡眠不足、他の病気による抵抗力の低下、不規則でバランスの悪い食事、喫煙習慣、寒さや乾燥などの誘発因子があると発症しやすくなる
《インフルエンザ》
1.症状
◇発熱(38℃以上)、悪寒、頭痛、筋肉痛、関節痛、全身倦怠感が急速に現れ、咳、咽頭痛、鼻汁などもある
2.ウイルスの種類
◇A型,B型、C型がるが、ヒトのインフルエンザの原因となるのは、A型とB型
◇A型には、ウイルスの表面の糖蛋白質の違いから,HAに15種類,NAに9種類の亜型がある
3.治療
◇ノイラミニダーゼ阻害薬の吸入薬ザミナビル(リレンザ)と、経口薬リン酸オセルタミビル(タミフル)
4.新型インフルエンザ
◇2009年に流行が問題視されたのは、H1N1型
◇年内の国内感染者は2500万人(人口の20%)、ピーク時には1日あたり76万人が発症との予想も
◇今後発生が危惧されるもののひとつは、強毒性のH5N1型
◎本日の試飲は、ダイエット効果のあるエキナセアとローズヒップです
◆エキナセア (学名:Echinacea purpurea)
◇科名:キク科
◇作用:免疫賦活、抗ウイルス、抗菌、抗炎症、抗真菌
◇使用部位:根、地上部
・北アメリカの先住民が虫刺されや傷の手当てに用いた
・インディアンのハーブと呼ばれ、古くから親しまれてきた
・花粉症対策に、シーズン前から飲み続けると効果ある
・風邪やインフルエンザといったあらゆる感染症に働きかける
・下痢や膀胱炎の緩和にも役立つ
◆ローズヒップ (学名:Rosa canina)
◇科名:バラ科
◇作用:利尿、緩下、収れん、保湿、ビタミンC補給
◇使用部位:果実
・ワイルドドックローズからとれる実
・ビタミンA、B、C、D、E、Kなどを多く含むため「ビタミンの爆弾」と呼ばれている
・天然のビタミンCをレモンの20~40倍も含んでいるため、風邪の引き始めや感染症や炎症などでビタミンCが消耗されるときに用いる
・便秘に用いるほか、チンキは下痢にも利用される
・疲れた時や紫外線が気になるとき、タバコやアルコールを好む人に
・メラニン色素の生成を防いで、シミを予防する
・毛細血管を丈夫にしてコラーゲンの生成にも関係するので、肌の弾力を保つ
・風邪や貧血の予防、目の疲れを緩和する
・クエン酸の多いハイビスカスとブレンドすると相乗効果が期待できる
◎次回のメディカルハーブ試飲会は、10月26日(火)19:00~20:30
テーマは「不眠とストレス」です
◆参加費無料
◆完全予約制ですので、担当スタッフかサロンまで直接、お申し込みください
※場所は、エルクレスト代々木公園店 セミナールームです
今回もすばらしい内容をわかりやすく教えていただき、ありがとうございました。
昨年は生まれて初めてインフルエンザになり七転八倒いたしましたので(娘の看病中に感染)今年は予防します。
(今はやりたいことがいっぱいあるので風邪やインフルエンザになっている時間はないので)
充実したセミナーでしたが、参加者が少なかったのが残念でした。
月末の夜だったので、お仕事が忙しくてこれなかった皆様もいらっしゃったのではないかと思います。
ネットでライブ中継とまではいかなくても、録画したDVDを後日希望者の方が各店舗のパソコンやテレビで見ることができると喜んでいただけるのでは?と思ったりいたしました。(勝手な要望を書いて申し訳ありません。)
ついつい夜更かし気味なので、反省して就寝いたします。