ダイエット教室
2010.7.18.(日) 12:00~14:30
エルクレスト代々木公園店 セミナールームにおきまして
ダイエット教室が開催されました
講師は、矢澤晃子統括チーフです
3連休の中日にもかかわらず20名のご参加をいただきました
満員御礼ありがとうございました!
今回は、前回の内容に続き
咀嚼とダイエットについてご紹介します
直接的には、お教室の内容と異なりますが
知識として役立てばと思い
日本には、「日本咀嚼学会」なる立派な団体があります
しかもそこには、日本を代表するような立派なドクターが名を連ねています
私の尊敬する同志社大学名誉教授の西岡一先生の講演を2度ほど拝聴したことがあります
「噛む長寿学」なる本も出されています
元々は活性酸素研究者で肉眼で捉えにくい活性酸素を
カットソッドアッセイというシャーレの中で簡単に目視できる方法を開発され特許もお持ちの先生です
その先生の本の中から
よく噛んで食事を摂ると肥満防止、シェイプアップ効果に著効がありますという内容が...
◆よく噛んで食事を摂ると食べる総量が減ります
しかも血糖値が早く高まり、満腹感が得られ、過食が避けられるという訳です
最新の医学情報では、太りやすいか否かは体質、すなわち遺伝子によって決められていることがわかってきました
◆1984年にルブランクという学者が行った興味深い実験があります
・同じカロリーの食事をよく噛んで食べてもらった場合と
もう一つは流動食にしてチューブで直接、胃に送り込んでまったく噛まなかった場合とでは
どのようにカロリーが使われるのかを調べた実験です
◆よく噛んで食べた場合、カロリーはすぐに体温としてどんどん放散していきます
一方、直接噛まずに胃に流し込んだ場合、体熱放散は少なく、食べたカロリーはそのほとんどが体脂肪として蓄積されてしまうことがわかったのです
この実験は、噛まずに食べることは太ることを科学的に証明しました
そしてまた咀嚼は自律神経系(特に交感神経)の活性が高まり、体熱放散が高まることもわかりました
よく噛むことが肥満防止につながる最新の理論です
我々が学んできた褐色脂肪細胞の働きと
モナリザ症候群(交感神経の働きが鈍い人は痩せづらい)の話と、すべてリンクします
一番安上がり、簡単でエビデンスのあるダイエット法は、一口100回咀嚼です
西岡先生は、まず30回は噛みましょうと勧めています