渡邉肇子先生によるレベルアップ研修
2010.4.9.(金) 11:00~14:00
「月例レベルアップ研修」
講師 渡邉肇子先生 (薬剤師・NPO日本メディカルハーブ協会 理事)
前半 11:00~13:00 免疫・内分泌について
後半 13:00~14:00 メディカルハーブについてと試飲
@エルクレスト代々木公園店 研修ルーム
[免疫について]
1.免疫の歴史
2.免疫とは
3.免疫の概念
4.免疫のもつ性質
5.免疫グロブリンの構造
6.免疫に関係する器官
7.自然免疫と獲得免疫
8.サイトカイン
9.アレルギーとは
10.アレルギーの発症
11.アレルギーマーチ
12.花粉症とは
13.花粉症について
14.花粉症の現状
15.自己免疫疾患
[内分泌について]
1.内分泌の歴史
2.ホルモンの定義
3.内分泌腺の名称と位置
4.ホルモンのはたらき
5.女性ホルモン
6.更年期について
7.更年期障害の症状
8.自律神経と免疫と内分泌、三者のネットワーク
[メディカルハーブについて]
1.植物療法を利用する意義
2.植物化学成分と剤型
3.かぜ症候群
4.花粉症によく用いられるハーブ
5.月経痛・PMSによく用いられるハーブ
6.更年期によく用いられるハーブ
[メディカルハーブの試飲]
◆ローズレッドは、鎮静、抗うつ作用があります
落ち込んでいる時や寝つきの悪い時に効果的です
また女性ホルモン系に作用し、ホルモンバランスを整える効果があり
PMSの不安定な精神状態や月経周期を整えたり、
生理痛を和らげるはたらきがあります
また更年期の諸症状や皮膚のトラブル、目の疲れにも利用できます
◆チェストベリーは、ホルモン分泌調整作用があります
チェストベリーは、西洋ニンジンボクとも呼ばれ、古くから生理痛などの婦人科疾患に用いられてきました
フラボノイドやアルカロイドの成分に富み、ほのかな辛味・苦味があります
このハーブには、黄体形成ホルモンの分泌を促し、排卵を促進する働きと、卵胞ホルモンの分泌を抑えることで受精ホルモンの調節作用があります
無月経、過少月経、頻発月経などの月経不順、PMS、生理痛、生理前のニキビ、更年期障害、不妊症にも使われます
「イライラする」「胸が張って痛くなる」「頭が痛くなる」「気分が沈む」「むくむ」等のPMSや
月経周期のトラブルは原因の一つとして黄体ホルモンであるプロゲステロンの不足があります
チェストベリーに含まれる成分には、これらのホルモンのバランスを整える働きがあります