東洋医学とメディカルハーブ
2010.2.23(火) 19:00~20:30
エルクレスト 代々木公園店 研修ルームで
第6回 メディカルハーブ試飲会が開催されました
講師は、薬剤師で日本メディカルハーブ協会 理事の渡邉肇子先生です
今日のテーマは、「東洋医学とメディカルハーブ」です
皆さんのたいへんな興味を引いたせいかほぼ満席の大盛況でした!
講義の内容は、
1.漢方とは
◇中医学と漢方
◇漢方における治則
2.陰陽五行説
◇陰陽論
◇五行説(木火土金水)
3.気・血・水
◇気のはたらき
◇血のはたらき
◇水(津液)のはたらき
4.タイプ別診断
◇肝タイプ
◇心タイプ
◇脾タイプ
◇肺タイプ
◇腎タイプ
5.五行による体質チェック
◇渡辺先生が用意してくださった5枚のフリップにそれぞれ質問がいくつか書いてあり、当てはまる箇所にチェックを入れていきます
5枚の質問のうち、一番多くチェックが入ったもので自分の体質がわかるというものです
私の場合は、肺タイプ
気管支が弱く、肌が過敏で、特に乾燥すると全身がかゆくなります
10月生まれの私は、誕生月が恐い月です
以前は毎年、ぜん息の発作がでるからです
乾燥しやすい気候の変化、気温の変化、気圧の変化(特に寒冷前線が通過するとき)、さまざま重なって
秋は、呼吸器に必ず障害がおきていました
気管支拡張剤のテオドールをいつも携帯していました
漢方も主治医に勧められて2年ほど飲みましたが、まったく効果なく、
一念発起して得意の水泳で、毎週1回、1,000メートル泳ぐようにしたら
恐ろしいほどピタッとでなくなりました
有酸素運動のすばらしさを実感しました
食材では、百合根とかりんエキスが気に入っています
メディカルハーブでは、ウスベニアオイやネトルがオススメです
そして、皆さんお楽しみ今日のハーブの試飲は、
◆リコリスと
◆ジンジャーです
●リコリスは、マメ科に属し、甘草(カンゾウ)といいます
ストレスや疲れによる体力消耗等、カゼをひき易くなっている方にオススメのハーブです
元々は、カゼ薬としても使用されています
根に含まれるグリチルリチンは砂糖の50倍もの甘みがあって低カロリー
ダイエット甘味料として広く利用されています
「百毒を解す」といわれるほど毒素排泄に優れています
この力が、弱った肝臓を助け、肝臓病に大きな効果を示します
自然の甘みが気持ちをホッとさせ、他のハーブとブレンドしてもよく合います
●ジンジャーは、皆さんよくご存知、生姜です
生姜は、漢方でもよく使われます
冷え性でカゼの引きやすい人、寒がりの人に向きます
漢方では、生姜と書いてしょうきょうと読みますが、普段私達が食べているのと同じショウガを乾燥させたものです
蒸した後に乾燥させた生薬は、乾姜(かんきょう)と呼び、効果がより高いそうです
2つの辛み成分である、ショウガオールやジンゲロンが唾液の分泌を促し、消化吸収を助けます
この成分は、血小板の凝集を抑え、血液を固まりにくくするため、全身の血行がよくなります
◆今回から、矢澤チーフの発案で、こちらが入れたハーブティーをお出しするのではなく、
予め、ハーブ用の葉の色みがわかりやすいガラスティーポットを用意して
試飲の2種類のハーブも各テーブルに計量して取り分け、
お客様にハーブの香りや色を楽しんでいただいたり
用意した砂時計で時間を計りながら、ご自分で入れていただくようにしました
テイスティング形式で参加意識も高まり、とても好評でした!
最後に今日、試飲していただいたリコリスをご参加いただいた方全員にプレゼントいたしました!
次回は、3月30日(火) 19:00~20:30
テーマは、「女性のトラブルとメディカルハーブ」です
ご参加お待ちしております!