偏平足からくる身体のゆがみ[ゆがみ、姿勢]
(2015-01-17 12:12:54) by 中込慶一
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足部骨格の全体の配列は上方凸の湾曲をしており、これを足底アーチ(いわゆる土踏まず)と言います
足底アーチには
?内側縦アーチ
?外側縦アーチ
?前横アーチ
?後横アーチ
の4種類があり、力学的に合理的な荷重支持に役立っています
骨、関節、靭帯、筋肉の要素が巧みに組み合わさって接地時の衝撃を吸収し
力を分散することを可能にします
安静立位では、左右の距骨に体重の50%が分散され
その後、踵骨に25%強、母指球と小指球に25%弱の比率で分散されます
しかし、運動不足や座っていることが多いと足にかかる荷重が減少し、アーチをつくっている
筋肉が衰えアーチの低下が起こります
これが扁平足です
扁平足になると足が疲れやすくなるだけなく、アーチの低下に伴って
足首の骨が傾き、脚全体が歪んでいきます
その歪みは骨盤、背骨、頭と伝わっていき、頭痛や肩こりなど
思わぬ症状を引き起こすこともあります
私は扁平足が強いお客様にはスクワットなどのトレーニングの際に
同時に足の指を曲げて踏ん張ってもらい、足の裏の筋肉も同時に鍛えています
その他、アーチ形成のためのエクササイズであるスモールフットトレーニングも行っています
スモールフットトレーニングとは、踵と指の付け根部分を近づけるエクササイズのことで
足のアーチを高めるために必要な筋肉を使う意識を高めることが可能です
偏平足の人は、このような筋肉の使い方が分からず、うまく働いていないことが
とても多くなっているのです
このような問題で生じたゆがみは、加齢で筋肉が衰えてくると