顎関節について[人体の構造、機能]
(2014-08-12 08:16:57) by 中込慶一
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顔面神経の支配を受け、音の伝導を抑える働きがあります
咀嚼筋
1.外側翼突筋
2.内側翼突筋
3.側頭筋
4.咬筋
・顎関節の運動
口を開ける際には、まず外側翼突筋の働きによって
関節突起が前方に滑る前突という動きが生じます
その後舌骨上筋(顎舌骨筋、顎二腹筋、オトガイ舌骨筋、茎突舌骨筋)
舌骨下筋(胸骨舌骨筋、甲状舌骨筋、肩甲舌骨筋、胸骨甲状筋)の働きによって
下顎骨が下方に引かれる開口が起こります
口を閉じる際は、側頭筋、咬筋、内側翼突筋の求心性収縮
外側翼突筋上腹の遠心性収縮が起こります
・・顎関節の神経機構
顎関節は基本的には自分の意思でコントロールできますが
テレビを見ながら食事をしたりするときなど、咬むことに意識がいっていないときには
延髄にある脳幹パターン発生器によって、その人固有の咀嚼リズムで
不随意でも咬むことを続けることができます
・顎口腔システムについて
顎関節は、機能的に噛もうとする能動的な要素と口の中に入っているものを感じ取って
脳に伝える受動的要素、さらにそれを能動的要素に還元するフィードバック機構を持っています
例えば魚を食べていて、骨が入っていた時にそれを異物として感知して吐き出すことや
味覚に関わる食感、歯の接触状態や下顎骨の位置などの感覚情報は