健康でいるために[高齢者とパワープレート]
(2013-08-08 18:17:56) by 中込慶一
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皆さんは健康とはなんですかと聞かれてすぐに答えることができますか?
WHO(世界保健機関)が定める健康の定義は
「健康とは病気でない、弱っていないということではなく身体的、精神的、社会的に良好な状態」
と
されています
また江戸時代の日本では、貝原益軒が中国の養生思想を影響を受けて
養生訓を記しました
養生訓における健康は
天地、父母の恩に報いる儒教的な道徳論と
長寿のための生活方法論から成り
「生まれながらの自然な生の状態を健康な状態と考え、欲望を畏れ我慢することが大切」
と
説いています
昔から日本では健康のことを「まめ」と言っていたそうです
これはまめがコロコロと転がるように心と体が何の引っかかりもなく一つになって動くことで
これこそが真の健康な姿だそうです
普段「まめ」というと、良く働くことという意味で使うことが多いですが
その意味を辞書で引くと
?まごころがあること。まじめ。誠実。本気。
?苦労をいとわずよく勤め働くこと
?生活の役に立つこと。実用的。
?身体の丈夫なこと。達者。息災。
と書かれています
すなわち、健康とは与えられた能力や機能に感謝する心をもって
それをきちんと維持する努力をしていくこと必要があるということです
私たちは階段とエスカレーターがあると、無意識に楽だからという思考が働いて
エスカレーターを
使ってしまいますが、それは与えられた能力や機能といった面からみれば
非常にもったいないことです
何かしら痛みなどの症状がある場合はもちろん仕方ないことですが
私たちの体は使わなければ必要ないと判断され、弱化し機能が低下していきます
痛みなどの問題が無ければ、その機能を維持または高めていくことが
後々の自分に還ってくるのです
現代の仕事の多くはパソコンをはじめ、動く機会が少なくなっています
パワープレートは元々、宇宙飛行士が無重力空間に
体の様々な部分が機能低下を起こすことを防ぐために開発されました
このことからも私たちは重力の恩恵の中で初めて
その機能が発揮されているということがわかります