脂質異常症に対する運動療法と食事[メタボ対策]
(2013-06-11 19:39:27) by 中込慶一


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・脂質異常症の原因

1.食生活や運動不足、喫煙などの生活習慣によるもの

2.遺伝的な異常によるもの

3.ほかの病気などによるもの

4.加齢によるもの

<画像:smoke.jpg>


脂質異常症の原因のうちで最も多いのが

食生活や運動習慣などのライフスタイルの乱れが引き金となって

引き起こされるケースです

高カロリー食事、コレステロール、飽和脂肪酸、糖質などを多く含む食品

アルコールの摂りすぎは、コレステロールや中性脂肪を増加させます

また運動不足は脂質の代謝能力を低下させて中性脂肪の蓄積

すなわち肥満の原因になります


・脂質異常症に対する食事療法

第1段階

1.総摂取エネルギーの適正化

適正エネルギー摂取量=標準体重×25~30(kcal)

標準体重=身長(m)×身長(m)×22


2.栄養素配分の適正化

炭水化物60%

たんぱく質15〜20%:獣鳥肉より魚肉、大豆たんぱくを多くする

脂質20〜25%:獣鳥性脂肪を少なくし、植物性、魚肉性脂肪を多くする

コレステロール:一日300?以下

食物繊維:25g以上

アルコール:25g以下

その他:ビタミン(C、E、B6、B12、葉酸など)やポリフェノールの含有量が多い野菜

果物などの食品を多く摂る


<画像:vegetable.jpg>


<画像:fruits.jpg>

第2段階

1.高LDLコレステロール血症(高コレステロール血症)が持続する場合

脂質制限の強化:脂肪由来エネルギーを総摂取エネルギーの20%以下

コレステロール摂取量の制限:一日200?以下

飽和脂肪酸、一過不飽和脂肪酸(オメガ9)、多価不飽和脂肪酸(オメガ6、オメガ3)

の割合が3:4:3程度になるようにする


<画像:index.jpg>

・脂質異常症に対する運動療法

運動によるエネルギー消費量の例として

体重60?の人が、150kcalの消費に必要な時間を示したいと思います

〈スポーツ〉

散歩             54分

歩行(分速60m)      47分

歩行(分速80m)      33分

歩行(分速100m)     23分

ジョギング(軽い)     18分

体操(軽い)        45分

水泳(クロール)      7分

水泳(平泳ぎ)       15分

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