パワープレートの理論[パワープレートについて]
(2012-11-22 07:25:07) by 中込慶一


< ページ移動: 1 2 >

今回はパワープレートトレーニングの理論の原点になっている

アクセラレーショントレーニングについて分かりやすくお話したいと思います

筋肉量を増やすためには、筋肉に負荷を与えて

より大きな負荷に耐えられるように訓練していくことが必要です

ですから筋力トレーニングのマシンというと

重りをつけて筋肉に負荷を与えて鍛えていくものが一般的です




<画像:machine.jpg>
<画像:GetAttachmenんJNt.aspx.jpg>
このようなトレーニングはレジスタンストレーニング(抵抗トレーニング)と言われており

現在でも多くのジムがこのトレーニング方法で行われています


これに対してパワープレートはアクセラレーショントレーニング(加速度トレーニング)

という理論に基づいています

この理論では、筋肉に負荷を与えるために重りではなく、加速度を与えます


<画像:pp65.jpg>

加速度を与えると筋肉への負荷が高まる理由は次のように捉えると分かりやすいと思います


例えば、地面に向かって物を落として、より大きな力を加えるにはどうするべきかと考えたときに

より重たいものを使って地面にかかる力を増やそうとするのがレジスタンストレーニング

重さはそれほどなくても、より高いところから物を落として加速させることで

地面に与える力を高める
のがアクセラレーショントレーニングです

この地面を筋肉と考えるとどちらの方法でも筋肉に負荷がかかっていることが分かります



<画像:gravity.jpg>




<画像:万有引力.jpg>


パワープレートは一秒間に30~50回という高速の振動によって

体を加速させることで、筋肉への負荷を高めてトレーニングしているのです


私たちの体には1Gという重力が働いており、加速度が加わると重力は増していくという働きがあります

高層ビルで高速エレベーターに乗って、上に行く(重力に逆らう方向に行く)と

体が下にぐっと押さえつけられるような感覚があると思います

これが加速に伴って重力が増した状態です



<画像:Burj khalifa.jpg>



パワープレート上では、一番弱い負荷でも1.8G (体重の1.8倍の物を持っているのと同じ状態)の

負荷をかけることができ、最大で6.3Gまで負荷を高めることができます


<画像:71.jpg>


レジスタンストレーニングでは、重りを持っているため速い動きを鍛えることが難しいのですが

アクセラレーショントレーニングでは高速の振動により緊張性振動反射が起こり

1秒間に30~50回という速さで筋肉が動くことで、反射能力が高まり

速い動きが必要なアスリートや高齢者の転倒予防などにも対応できると共に

トレーニングの効率化による時間の短縮が可能になりました

パワープレートトレーニング15分でジムトレーニング1時間相当の運動量になるのです

< ページ移動: 1 2 >


コメント投稿
次の記事へ >
< 前の記事へ
TOPへ戻る

Powered by
MT4i 3.0.8