ちなみにレプチンの満腹信号は、食事を始めて20~30分経ってから分泌されるため
早食いをしてしまうと効果が半減します
これは、一見すると良いことのようですが、レプチンが働きかける脳の容量は変わらないので
レプチンは飽和状態になっていきます
そして、レプチンが多くなりすぎて、脳が麻痺をしてしまい
レプチンが効かなくなった状態、いわゆるレプチン抵抗性という状態になってしまうのです
満腹信号が出なくなってしまうので、いくら食べても満腹にならず
いつまでも食べてしまうことになり、次々と脂肪が溜め込まれていってしまうという
悪循環になっていくのです
レプチン抵抗性による肥満の人が、減量に取り組み、脂肪が2〜3%減ったとすると
ところが脳は、いままでレプチンが飽和状態だったのですから、急にレプチンが減ってしまうと
ものすごい空腹感に襲われることになるのです
そして、ついに我慢が出来ずに、大食に戻ってしまうという
いわゆるリバウンドと呼ばれる状態を引き起こしてしまうのです
ですからせっかく分泌されているレプチンと上手に付き合うためにも
食事制限だけのダイエットではなく、パワープレートのような筋肉量を増やして
代謝を高めるようなものを組み込んで
内分泌器官である脂肪細胞に負担をかけるような急激なダイエットは控えて
ダイエットに取り組むことが重要です